2026年7月17日
お盆休み前が勝負!長期休業でビル・店舗に起きる設備トラブルと事前チェック
こんにちは、ソウアの工事事情へようこそ。
7月も半ばを過ぎ、そろそろお盆休みの予定が見えてきた頃ではないでしょうか。
実はこの時期、私たち設備メンテナンスの現場では「お盆前にやっておけばよかった」という声を毎年のように聞きます。長期休業は、ビルや店舗の設備にとって思わぬリスクの時期なんです。
今回は、お盆休みという長期休業で何が起きるのか、そして休みに入る前にチェックしておくべきポイントをお伝えします!
◆ 一番の問題は「トラブっても誰も来ない」こと
まず知っておいていただきたいのが、お盆期間は設備業者も一斉に休むということです。
弊社が取引している協力業者でも、8月12日〜16日を夏季休暇とするところが実際にあります。これは特別なことではなく、建設・設備業界では一般的です。
つまりこの期間に「エアコンが止まった」「排水が詰まった」「厨房が臭う」といったトラブルが起きても、対応できる業者がいないという状況が発生します。運良く連絡がついても、部品が調達できない、メーカーが休みで問い合わせができない、といった二次的な問題も重なります。
だからこそ「休みに入る前に潰しておく」ことが、何よりの対策になるんです。
長期休業で実際に起きること
① 排水口から悪臭・害虫(封水切れ)
意外と知られていないのがこれです。
排水口の下には「トラップ」という構造があり、そこに溜まった水(封水)が、下水管からの悪臭や害虫の侵入を防ぐフタの役割をしています。
ところが長期間水を流さないと、この封水が蒸発してフタが消えます。そうなると下水管とお店・オフィスが直結した状態になり、悪臭が上がってくるだけでなく、ゴキブリやチョウバエが配管を伝って侵入してきます。
一般的に1週間〜10日程度なら封水切れは起きにくいとされますが、2週間以上空けると蒸発の可能性が高まります。さらに夏場は気温が高く蒸発が早いうえ、空調を止めれば室温はさらに上がります。普段あまり使わないトイレや掃除用の流し、空室の水まわりは特に要注意です。
対策はシンプルで、休みに入る前に各排水口へ水をしっかり流しておくこと。長期の場合は排水口にラップをかけて蒸発を防ぐ、封水蒸発防止剤を使うといった方法も有効です。
② エアコンを止めることで生まれる湿気とカビ
節電のため休業中はエアコンを止める——当然の判断ですが、これが湿気とカビの原因になります。
締め切った室内は湿気がこもり、カビの温床になります。特にエアコン内部は、運転停止時に結露水が残ったままになると、そこからカビが繁殖します。休み明けにエアコンをつけたら「カビ臭い」というのは、これが原因です。
休みに入る前に「送風運転」で内部を乾燥させておくだけで、かなり違います。
③ 休み明けの熱中症リスク
長期休業明け、締め切っていた室内は想像以上に高温になっています。
東京消防庁によると、令和7年の熱中症による救急搬送人員は9,125人で過去最多を記録しました。特に8月は3,304人と、過去5年間の8月で最も多い数字となっています。
「久しぶりに店を開けたらエアコンが効かない」という状況で無理に作業をすれば、熱中症のリスクは一気に高まります。だからこそ、休み前の試運転確認が重要なんです。
④ 厨房設備・グリストラップ
飲食店の場合、グリストラップの清掃を済ませてから休みに入るのが鉄則です。
汚れを溜めたまま1週間放置すれば、夏の高温で腐敗が進み、休み明けには強烈な悪臭と害虫が待っています。①の封水切れと重なると、目も当てられない状態になります。
【お盆前チェックリスト】
□ エアコンの試運転(冷風が出るか・異音・水漏れ・異臭)
□ エアコンのフィルター清掃
□ 休業前に送風運転で内部を乾燥
□ すべての排水口に水を流す(普段使わない場所ほど念入りに)
□ グリストラップの清掃(飲食店)
□ 生ゴミを残さず持ち出す
□ 電源・ブレーカーまわりの確認
□ 取引業者の夏季休業日程の確認
最後の「業者の休業日程の確認」は特に大事です。「何かあったら電話すればいい」と思っていても、相手が休みでは意味がありません。取引業者の夏季休暇がいつなのか、緊急時の連絡先はあるのか。休みに入る前に確認しておきましょう。
「気づいた時にはもう遅い」が起きやすい時期です
7月〜8月はエアコンの点検・修理の依頼が集中し、4〜5月の3倍にも達すると言われています。そこにお盆の休業が重なるため、「お盆前に見てほしい」という依頼は毎年立て込みます。
つまり、今動くかどうかで結果が変わります。
「休みに入る前に一度見ておいてほしい」「休み明けに備えて清掃しておきたい」といったご相談は、ぜひお早めにお声がけください。ソウアでは、エアコンの点検・クリーニングから、排水管の高圧洗浄、グリストラップ清掃、日常清掃まで対応しています。
いかがでしたでしょうか?
お盆休みは、設備にとって「誰も見ていない1週間」です。封水切れによる悪臭・害虫、エアコン内部のカビ、休み明けの熱中症リスク——どれも事前のひと手間で防げるものばかりです。
そして何より、トラブルが起きても業者が休んでいて動けない時期でもあります。
「休み明けに困らないために、今できること」を、ぜひ今週中にチェックしてみてください。ご相談はお気軽にソウアまで!
