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日常の業務や清掃に関わるお役立ち情報を書い
ていきます。

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皆さん、こんにちは!

みなさんは洗剤と言われると何を思い浮かべますか?

食器洗い洗剤?石鹸?様々な洗剤があります。

ですが頑固な汚れを落とそうと思うとアルカリ性の洗剤が不可欠です。

実は、家の中に付着する汚れの約80%は酸性汚れだと言われています。

キッチンの油汚れ、リビングの手垢、お風呂の皮脂汚れ…

これらはすべて酸性の汚れです。

そんな日常生活で避けられない汚れに対して、

アルカリ洗剤は驚くほどの効果を発揮します。

今回はアルカリ洗剤の知られざる役割、落とせる汚れ、

そして使用上の注意点などを詳しく紹介していきます。

 

 

① アルカリ洗剤とは
◆アルカリ洗剤の役割
アルカリ洗剤とは、pH(ペーハー)値が8以上の洗剤のことを指します。pHは0〜14の数値で液体の性質を表し、7が中性、それより小さければ酸性、大きければアルカリ性となります。アルカリ洗剤が汚れを落とす仕組みは「中和」にあります。酸性の汚れにアルカリ性の洗剤をかけると、お互いの性質が反応し合って中和され、汚れが分解されて落ちやすくなるのです。特に油汚れに対しては、アルカリが油脂の成分である脂肪酸と反応して一種の石鹸を作り、汚れを洗い流しやすくします。さらに、アルカリにはタンパク質を分解する働きもあります。タンパク質は多数のアミノ酸が結合してできていますが、アルカリはその結合を切ったり緩めたりすることで、タンパク質汚れをもろくして落としやすくするのです。

◆アルカリ洗剤の種類
アルカリ洗剤は、そのpH値によって大きく2つに分類されます。

・弱アルカリ性洗剤(pH8〜11)
洗浄力と低刺激のバランスが取れた洗剤です。油汚れや皮脂汚れに効果的でありながら、強アルカリ性に比べて人体への影響が少ないのが特徴です。代表的なものに重曹(pH8.2程度)やセスキ炭酸ソーダがあります。日常の掃除や洗濯に適しており、食器洗いや衣類の洗濯にも使用できます。

・強アルカリ性洗剤(pH11以上)
非常に強力な洗浄力を持つ洗剤です。長年蓄積された頑固な油汚れや炭化した汚れ、焦げ付きなどに対して優れた効果を発揮します。主な成分として水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)や水酸化カリウムが使用されています。その分、人体への刺激も強いため、取り扱いには十分な注意が必要です。

◆一般家庭用のアルカリ洗剤は?
私たちが普段使っているアルカリ洗剤には、様々な製品があります。

・キッチン用洗剤
花王の「マジックリン」などのキッチン用洗剤は、弱アルカリ性または強アルカリ性の製品が多く、換気扇やコンロ、グリルにつく頑固な油汚れをキレイに落としてくれます。使い方は簡単で、油汚れに吹きつけて数分待ってから雑巾などで拭き取るだけです。
・洗濯用洗剤
「アタック」や「アリエール」などの一般的な洗濯洗剤の多くは弱アルカリ性です。衣類に付着した皮脂汚れや食べこぼしを効果的に落とし、消臭効果も期待できます。
・お風呂用洗剤
「カビキラー」などの塩素系漂白剤もアルカリ性洗剤の一つです。黒カビは弱酸性のため、アルカリ性洗剤を使用することで効果的に除去できます。
・自然由来のアルカリ剤
重曹、セスキ炭酸ソーダ、炭酸ソーダなどは、自然由来でありながらアルカリ性の性質を持つため、環境にも優しく小さなお子様やペットがいるご家庭でも安心して使用できます。

 

② アルカリ洗剤で落ちる汚れ
アルカリ洗剤は酸性の汚れ全般に対して強力な効果を発揮します。具体的にどのような汚れが落ちるのか見ていきましょう。

・油汚れ、皮脂汚れ
キッチンのコンロや換気扇に付着したギトギトの油汚れ、衣類の襟や袖についた皮脂汚れは、すべて酸性の汚れです。アルカリが油脂の成分である脂肪酸と反応して石鹸化することで、水と馴染みやすくなり、はがれやすくなります。
特に、フライヤーや五徳などの頑固な油汚れには、強アルカリ性洗剤が威力を発揮します。業務用の強アルカリ洗剤では、pH12〜14という高いアルカリ度で、長年蓄積された油汚れも分解できます。
・タンパク質汚れ
垢(あか)、血液、卵や牛乳などの食べこぼし、これらはすべてタンパク質が主成分の汚れです。アルカリはタンパク質の結合を切って分解したり、構造を変化させたりすることで、繊維にしがみつく力を弱らせます。その結果、少しの力を加えるだけで洗い流すことができるのです。特に血液汚れは落としにくいとされていますが、アルカリ性洗剤のタンパク質分解作用によって効果的に除去できます。
・手垢・指紋
リビングのドアノブ、電気スイッチ、テーブル、子供用のおもちゃなどに付着する手垢や指紋も、実は皮脂による酸性の汚れです。これらもアルカリ性洗剤で効果的に落とすことができます。弱アルカリ性洗剤を布巾やペーパーに染み込ませて優しく拭き、その後水拭きをすれば簡単にキレイになります。
・焦げつき、炭化した汚れ
鍋やフライパンの焦げつき、オーブンレンジの炭化した汚れなども、アルカリ性洗剤が得意とする分野です。特に重曹は研磨作用も持つため、鍋の焦げ付きや茶渋汚れなどを落とすのに効果的です。
・黒カビ
お風呂場に発生する黒カビは弱酸性のため、強アルカリ性の塩素系漂白剤(カビキラーなど)が有効です。漂白剤でカビの色素を分解し、アルカリでカビの細胞組織を破壊することで、根本から除去することができます。

 

③ アルカリ洗剤で落ちない汚れ
アルカリ洗剤は万能ではありません。同じアルカリ性の性質を持つ汚れには効果がないため、注意が必要です。

・水垢(水アカ)
浴室の鏡や蛇口、キッチンのシンクなどに白く固まる水垢は、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分が乾いて固まったもので、アルカリ性の汚れです。そのため、アルカリ性洗剤では落とすことができません。水垢を落とすには、酸性の洗剤(クエン酸、お酢、専用の酸性洗剤など)を使用する必要があります。クエン酸の力で水垢の主成分であるカルシウムを溶かして除去するのが効果的です。
・石鹸カス(金属石鹸)
お風呂場でよく見られる白い粉末状の汚れは「金属石鹸」と呼ばれるもので、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムと石鹸が反応してできたアルカリ性の汚れです。この汚れもアルカリ性洗剤では落とせません。
金属石鹸を落とすには、酸性の洗剤やクエン酸を使用します。一方、黒っぽい灰色の「酸性石鹸」と呼ばれる石鹸カスは酸性の性質を持つため、逆にアルカリ性洗剤が効果的です。ただし、実際の浴室では両方の性質が混ざり合った複雑な汚れになっていることも多く、その場合は酸性洗剤とアルカリ性洗剤を使い分ける必要があります。
・トイレの尿石
便器にこびりついた尿石もアルカリ性の汚れであるため、アルカリ性洗剤では効果がありません。尿石を落とすには、pH3未満の酸性洗剤を使用する必要があります。
・重要なポイント
汚れを落とす際は、「汚れと反対の性質を持つ洗剤で中和させる」という原則を覚えておきましょう。酸性の汚れにはアルカリ性洗剤、アルカリ性の汚れには酸性洗剤という使い分けが重要です。

 

④ アルカリ洗剤の危険性について
アルカリ洗剤は非常に便利ですが、その強力な洗浄力ゆえに危険性も伴います。安全に使用するために、以下の点に注意しましょう。

・タンパク質を分解する作用
人間の皮膚はタンパク質でできています。そのため、アルカリ洗剤が皮膚に触れると、タンパク質変性作用によって皮膚が侵されてしまいます。
アルカリ度が強ければ強いほどタンパク質変性作用が強くなり、肌が傷みやすくなります。皮膚の表面は通常わずかに酸性(pH約5.5)を示しており、これが「酸性マント」と呼ばれる保護層を形成しています。アルカリ性洗剤が皮膚に触れると、この酸性マントを中和して弱め、皮膚のバリア機能を低下させてしまうのです。
特に強アルカリ性洗剤(pH11以上)に素手で触れると、皮膚が溶けることもあり、火傷のような症状を引き起こす可能性があります。また、弱アルカリ性洗剤でも長時間触れていたり、皮膚が弱い人には肌荒れを引き起こす可能性があります。

対策:必ずゴム手袋を着用する
目や口などの粘膜に触れないよう注意する
もし皮膚についた場合は、すぐに大量の水で洗い流す
痛みやしびれ、違和感が残る場合は医療機関を受診する

・金属の腐食
アルカリ洗剤は特定の金属を腐食させる性質があります。特に注意が必要なのがアルミニウムです。

・アルミニウムの腐食
アルミは「両性金属」と呼ばれ、酸とアルカリの両方に反応します。強アルカリ性の洗剤にアルミを浸けると、金属のアルミが溶けて「アルミン酸ナトリウム」と「水素」になります。アルミ製品をアルカリにさらすと、白く粉を吹いたようになります。これは水酸化アルミニウムができた証拠で、要するにアルミニウムが腐食したということです。腐食が進むと、アルミ鍋に穴が開いたり、壊れたりします。過去には、アルミ缶に強アルカリ性洗剤を入れて密閉したことで、発生した水素ガスの圧力により缶が破裂する事故も複数発生しています。

・その他の金属
アルミのほかにも、亜鉛、スズ、鉛などの金属もアルカリに反応して溶けます。亜鉛やスズは真鍮の材料やメッキとして使われているので注意が必要です。また、銅や真鍮もpH11以上の強アルカリ性では変色や腐食が起こります。

対策:アルミ製品(鍋、ボウル、サッシ、レンジフードのファンなど)にはアルカリ性洗剤を使用しない
アルミ缶に絶対にアルカリ性洗剤を入れない
真鍮、亜鉛メッキ製品にも注意する
アルミ製品を掃除する場合は中性洗剤を使用する

・素材への影響
金属以外にも、アルカリ性洗剤が使えない素材があります。

動物性繊維
ウール、シルク、カシミヤ、アンゴラなどの動物性繊維は、人間の髪の毛と同じタンパク質でできています。そのため、アルカリ性洗剤を使用すると繊維が傷んでしまいます。これらのデリケートな衣類を洗濯する場合は、中性洗剤を使用しましょう。

・その他の素材

ガラス、大理石、人造大理石:シミが残ったり表面がくすんだりする
無垢の木材、ニスやワックスを塗った面:変色や劣化の原因になる
シリコンゴム(白くて半透明なもの):劣化しやすい

・換気の重要性
アルカリ性洗剤や酸性洗剤は、溶液から成分が蒸発し、空中に漂った成分を吸い込みすぎると人体に悪影響を及ぼします。使用時は必ず窓を開けるなど、しっかりと換気を行ってください。特に強アルカリ性洗剤を使用する際は、マスクやメガネの着用も推奨されます。

・目に入った場合の危険性
アルカリ性洗剤が目に入ると、最悪の場合は失明する恐れがあります。まぶたや顔に付着した場合もすみやかに水で洗い流しましょう。また、目に入ってしまったらすぐに応急処置を行い、必ず眼科医の診察を受けてください。

 

⑤ まとめ
◆アルカリ洗剤の基本
アルカリ洗剤は、pH8以上の性質を持つ洗剤で、弱アルカリ性(pH8〜11)と強アルカリ性(pH11以上)に分類されます。家の中の汚れの約80%を占める酸性汚れに対して、中和反応により驚異的な洗浄力を発揮します。キッチン用マジックリン、洗濯用洗剤のアタックやアリエール、お風呂用のカビキラー、そして重曹やセスキ炭酸ソーダなど、私たちの身近にある多くの洗剤がアルカリ性です。
・落とせる汚れ
アルカリ洗剤が得意とするのは、油汚れ、皮脂汚れ、タンパク質汚れ(血液、食べこぼし、垢など)、手垢、焦げつき、黒カビなど、すべて酸性の性質を持つ汚れです。特に、アルカリは油脂を石鹸化し、タンパク質を分解する働きがあるため、これらの頑固な汚れを効果的に除去できます。日常の掃除から大掃除まで、幅広い場面で活躍する頼もしい味方です。
・落とせない汚れ
一方で、水垢、石鹸カス(金属石鹸)、トイレの尿石など、アルカリ性の汚れには効果がありません。これらの汚れを落とすには、逆に酸性の洗剤(クエン酸、お酢、酸性洗剤など)を使用する必要があります。汚れの性質を見極めて、適切な洗剤を選ぶことが効率的な掃除の鍵となります。

◆危険性と注意点
アルカリ洗剤の強力な洗浄力の裏には危険性も潜んでいます。タンパク質を分解する作用により、皮膚に触れると肌荒れや火傷のような症状を引き起こします。必ずゴム手袋を着用し、目や粘膜に触れないよう注意しましょう。
また、アルミニウムをはじめとする特定の金属を腐食させる性質があります。アルミ製品、真鍮、亜鉛メッキ製品には絶対に使用しないでください。過去にはアルミ缶に入れたことで破裂事故も発生しています。
さらに、ウールやシルクなどの動物性繊維、大理石、無垢の木材なども使用不可です。使用時は必ず換気を行い、使えない素材を確認してから安全に使用することが大切です。


最後に

アルカリ洗剤は、正しく理解して適切に使用すれば、掃除の強い味方となります。汚れの性質を見極め、洗剤の特性を理解し、安全対策を怠らない。この3つのポイントを押さえることで、効率的で安全な掃除が可能になります。頑固な汚れに悩んでいる方は、ぜひアルカリ洗剤の力を活用してみてください。ただし、危険性も十分に理解した上で、正しく使用することを忘れずに。

10月に入り、涼しい日が増えてきましたね。エアコンを使う機会も減ってきたのではないでしょうか。
夏の間、毎日フル稼働で私たちを快適に過ごさせてくれたエアコンですが、そのまま放置していませんか?
実は、秋こそエアコンのメンテナンスに最適な時期なのです。
今回は、来年の夏も快適に使えるよう、今やっておきたい「エアコンじまい」の4つのポイントをご紹介します。

1. フィルター清掃でホコリをリセット
なぜフィルター清掃が重要なのか
エアコンのフィルターは、室内の空気中に含まれるホコリやゴミをキャッチする役割を担っています。
夏の間に蓄積したホコリをそのままにしておくと、エアコンの効きが悪くなるだけでなく、カビの栄養源にもなってしまいます。
実際、フィルター掃除をしないと冷房時の消費電力が25%も高くなるという調査結果もあります。
逆に言えば、フィルター掃除をすることで電気代を大幅に節約できるということです。

 

掃除の方法
・電源プラグを抜いて安全を確保
・本体カバーを開けてフィルターを取り外す
・掃除機でホコリを吸い取る(表側から)
・汚れがひどい場合は水洗い(中性洗剤を使用してもOK)
・陰干しでしっかり乾燥させる
・完全に乾いてから元に戻す

2. 送風運転3〜4時間でカビ対策
内部の湿気がカビの温床に
夏の冷房運転中、エアコン内部では結露が発生し、湿度が85%以上にもなります。
この湿った状態を放置すると、使わない秋の間にカビが大繁殖してしまうのです。

送風運転の効果
冷房運転後に送風運転を行うことで、エアコン内部を乾燥させ、カビの繁殖を防ぐことができます。
カビ菌は「乾燥」に弱いため、内部を乾かすことが最も効果的な対策となります。

実施方法
・シーズン終わりに送風運転を3〜4時間行う
・内部クリーン機能がある場合はそれを活用
・送風機能がない場合は、室温30℃以下の時に冷房を最高温度(31℃程度)に設定して運転

3. 見える部分のホコリやカビの拭き取り
本体外側のお手入れ
フィルター以外にも、目に見える部分のお手入れが大切です。

エアコン本体の上部や側面のホコリ
吹き出し口周辺の汚れ
通風路やフラップ部分

これらの場所は、柔らかい布でから拭きするか、水で絞った布で優しく拭き取りましょう。
汚れはカビ菌のエサになるため、見える範囲だけでも清潔に保つことが重要です。

注意点
自分で掃除するのは見える部分のみにしてください。
内部に市販の洗浄スプレーなどを使用すると、洗浄剤が残って故障や発煙・発火の原因になる恐れがあります。

4. 内部清掃はプロに依頼
専門業者に任せるべき理由
エアコン内部の熱交換器やファンなどは、専門的な知識と道具が必要です。
自分で分解すると元に戻せなくなったり、故障の原因になったりします。

業者依頼のベストタイミング
秋(9〜11月)は、業者の予約が取りやすく、キャンペーンを実施している場合も多い時期です。
夏の本格稼働で内部にたまった汚れをプロの手でリセットすることで、冬の暖房シーズンも安心して使えます。
プロのクリーニングは1年に1回が目安とされています。
特に、エアコンから嫌なニオイがする、効きが悪いと感じる場合は、早めに依頼しましょう。

秋の「エアコンじまい」4つのステップ

1:フィルター清掃 – ホコリを取り除いて消費電力を削減
2:送風運転3〜4時間 – 内部を乾燥させてカビ予防
3:見える部分の拭き掃除 – カビのエサとなる汚れを除去
4:プロに内部清掃を依頼 – 1年に1回、専門家の手で徹底洗浄

今この時期にしっかりメンテナンスすることで、来シーズンも快適にエアコンを使えます。
夏に頑張ってくれたエアコンへの感謝を込めて、ぜひ「エアコンじまい」を実践してみてください!

年末大掃除、計画的に進めるための第一歩

朝晩の冷え込みが増し、本格的な秋の気配が感じられるようになると、あっという間に冬、そして年末の大掃除の季節がやってきますね。

一年間に溜まった汚れを全て自分で落とそうとすると、時間も労力も計り知れない負担になります。

しかし、「ここはプロに任せて楽をしたい」と感じる箇所は必ずあるはずです。

清掃のプロが断言する、今年の年末大掃除の計画を立てる上で非常に参考になる、「業者に依頼すべき大掃除箇所ランキングTOP3」をご紹介します。

この情報を参考に、効率的で心身ともに負担の少ない年末を迎えましょう。

プロが教える!業者に頼むべき大掃除箇所ランキング
第3位:エアコンの分解洗浄


「夏が終わったばかりなのになぜ?」と思う方もいるかもしれませんが、実はこの時期のエアコン清掃は非常に重要なポイントです。夏の間フル稼働したエアコンの内部には、ホコリやカビがぎっしりと詰まっています。

この汚れを放置すると、来年再びエアコンを稼働させた際に、カビの胞子を部屋中にまき散らしてしまう原因となります。エアコン清掃が業者でなければならない理由は、分解が必要な作業だからです。エアコンのファンや内部の熱交換器は素人が簡単に触れる場所ではなく、専用の道具と専門の知識がないと本体を壊してしまう可能性があります。また、市販の簡易的な洗浄スプレーでは表面の汚れしか落ちず、奥深くにこびりついたホコリやカビまでは届きません。私たちプロは、専用の高圧洗浄機や洗剤を用いてエアコンを徹底的に分解・洗浄し、来年の夏も清潔な風で過ごせるようにします。

第2位:手が届きにくいキッチン周り(特にレンジフード)


年末になると依頼が急増するのがキッチン周り、特に高所にあるレンジフードです。普段手が届かない場所だからこそ、「大掃除の時ぐらいきれいにしたい」「気持ちよく新年を迎えたい」と考える方が多いようです。
レンジフードは、長年の油汚れが積み重なってカチコチになっており、ただゴシゴシ擦るだけではびくともしないことが多いです。プロは、油汚れを分解するための専用洗剤を用いて汚れを浮かせ、パーツ一つひとつを丁寧に分解し、細部まで磨き上げます。自分で作業すると半日かかってしまうような作業も、業者に頼めば1時間で終わった、という声もよく聞かれます。レンジフードとあわせてガスコンロ周りやシンクセットも依頼すれば、キッチン全体がピカピカになり、新年を気持ちよく迎えられます。

第1位:圧倒的人気のお風呂


栄えある第1位はお風呂です。これは清掃業者にとって「圧倒的人気メニュー」となっています。お風呂の汚れは非常に厄介で、カビ、水垢、石鹸カスなど、汚れの種類が一つではありません。一つの洗剤で全てをきれいにすることはほぼ不可能であり、それぞれの汚れの種類に合った洗剤や掃除方法を使わなければ、なかなかきれいになりません。
「これはカビか?水垢か?どの洗剤を使えばいいのだろう?」と、専門知識のない方が自分でやろうとすると頭が混乱してしまいます。実はお風呂は、キッチンなどと比べても、専門知識がないとどの汚れに何を使えばいいか判断が難しい場所なのです。清掃のプロに任せれば、汚れの種類を的確に見極め、それに最適な洗剤と道具で、細部まで徹底的に磨き上げてくれます。年内に汚れたお風呂がピカピカになれば、年始から心も体も晴れやかになって新しい年を迎えられます。

 

●効率的な大掃除で心晴れやかな新年を
プロに頼むべき大掃除ランキングトップ3はいかがでしたか?この情報を見て、特に手間のかかる箇所はプロに任せよう、と考えていただけたかもしれません。
もし「いや、自分で頑張ってみたい」と感じた方のために、このチャンネルでは今後、家にある道具だけでできる「年末大掃除マル秘テクニック」のようなセルフ清掃のコツも紹介していく予定です。
今回の情報を参考に、今年の年末大掃除を計画的に乗り切り、気持ちよく新年を迎えましょう!

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でっきんのお掃除チャンネル

-ソウアのInstagram-

 

皆さん、こんにちは!株式会社ソウアです!

先日、私たち社員一同は待ちに待った社員旅行で長崎に行ってきました‼

今年は2025年9月13日から15日の2泊3日の日程で、

歴史と自然に囲まれた長崎で最高の思い出を作ってきました!

今回の旅のテーマはズバリ! 「感動とリフレッシュ」

普段はそれぞれの持ち場でプロとして働く私たちが、

長崎でどんな感動に出会い、どんな新しい発見があったのかをレポートいたします。

 

 

1日目:ゴルフ組と観光組の二刀流スタート!

1日目の午前中は、ゴルフメンバーがペニンシュラオーナーズゴルフクラブで

熱いラウンドを楽しみました!美しい海を望むコースでのスループレーは、

最高の開放感とリフレッシュになったはずです。

仕事とは違う真剣な表情も、チームの絆を深める貴重な時間となりました!

 

一方その頃、観光組は長崎の非日常を体験!まずは諫早のフルーツバス停へ。

可愛すぎるバス停での撮影会は、旅のハイライトの一つ!

その後は佐賀県の『お食事処 さんぽう』で新鮮な海の幸を堪能しました。

昼食後は、硫黄の匂いが立ち込める雲仙地獄工房へ。

立ち昇る湯気の中で散策し、地球のエネルギーを体感しました。

まさに「感動と発見」の旅テーマにふさわしい体験でした。

その後は雲仙ビードロ美術館へ。とんぼ玉のストラップ作りを体験しました。

みんな苦戦しながらも、それぞれ想いを込めて何とか無事に完成しました(^^)

 

夜は長崎新地中華街近くのホテル、カンデオホテルズ長崎新地中華街にチェックインし、

『焼肉ぴゅあ』で初日の打ち上げ!美味しいお肉を囲んで、

仕事の垣根を超えた楽しい時間を過ごし、チームの団結力がより一層深まりました!

 

2日目:歴史探訪と絶景の平戸島へ
2日目は、長崎本土を飛び出し車で約2時間の平戸島へ!

絶景の平戸大橋展望台でそのスケールに感動した後、平戸ザビエル記念教会を訪問。

異国情緒あふれる美しい教会に、社員一同、改めて長崎の歴史の深さを感じました。

昼食はボリュームのある佐世保バーガーを美味しくいただきました。

今回は時間がなく訪れることが出来ませんでしたが、

本土最西端の神崎鼻公園にもいつか行ってみたいですね。

夕食は『割烹 こじま』で、長崎の地元の味を堪能。

この日も美味しい料理と楽しい会話で、チームの絆がさらに強くなりました!

 

 

最終日:軍艦島へ。感動を最高のサービスに還元します‼

最終日は、軍艦島デジタルミュージアムを訪れ、

世界遺産である軍艦島の歴史と迫力を体感しました。

そのあとは諏訪神社を訪れ、最後にリンガーハット本店へ行き

最後の最後まで長崎を堪能して帰路につきました。

 

長崎の旅は、美しい景色と美味しいグルメだけでなく、

日本の歴史と文化を深く学べる貴重な機会となりました!

この旅で得たリフレッシュとチームワーク、そして新しい感動を、私たち株式会社ソウアは、

これからもお客様への最高のサービスという形で還元してまいります。

引き続き、株式会社ソウアをよろしくお願いいたします!

 

 

 

 

こんにちは!今回は、年末大掃除に向けて役立つレンジフードの分解掃除ガイドをお届けします。

レンジフードは油汚れが頑固で、どこまでバラせるのか不安に思っている方も多いでしょう。

難しい部分は一旦省き、ご家庭でここまでバラせれば、油汚れがきれいに拭き取れるというレベルまでを、プロの視点から詳しく解説します。

1. 安全な分解を始める前の準備と注意点

レンジフードは比較的簡単に分解できますが、安全のために準備をしっかり行いましょう。

まずはレンジフードのフィルターを外します。

一般のご家庭には少ないかもしれませんが、もし二次フィルターを付けている場合は、これも一緒に外しましょう。

 1.1 フィルターと照明の取り外し(ショート対策)
次に重要なのが、ライト(照明)の電球とカバーを外すことです。

これは、万が一水や洗剤がかかってショートしないための対策です。

外したガラスの蓋(カバー)は油で汚れているため、フィルターと一緒につけ置きして洗うと綺麗になります。

1.2 高所作業と重さへの注意
ここからレンジフードの「傘」(フードの外側の部分)を外していきます。

これは主婦の方でも簡単に外せる構造ですが、大きいのと重いのと、そして脚立を使うため、作業には十分注意が必要です。

2. レンジフードの「傘」を外す手順

効率的に清掃を行うためには、この傘の部分を外すことが鍵となります。

 2.1 ネジと金具の操作
フードの傘を外すには、まずネジを緩めます。ネジを緩めたら、そのネジを固定していた金具を上にガバッと上げます。

これにより、フードが外れるような形になり、天井部分に引っかかっているだけの状態になります。

2.2 【最重要】電線(カプラー)の分離
天井の引っかかりを外してフードを下ろす前に、最も重要な工程があります。

それは、換気扇を回すための電線が付いているカプラーを必ず外すことです。このカプラーを外すことができれば、フードの傘はそのまま下ろしてくることができます。

3. フード内が丸裸!清掃効率の劇的アップ

3.1 下での拭き掃除と内部の露出
フードの傘を下ろしたら、下に新聞紙などを敷いて、洗剤をぶっかけて拭き掃除をしましょう。

高所で作業するよりも、圧倒的に早く楽に掃除ができます。

また、傘の裏側にも油が回っていることが多いため、これも下で徹底的に洗剤を吹きかけて拭いてあげることができます。

二次フィルターも外せば、フード内が丸裸同然となり、脚立に乗って拭くことで奥の方や上げ裏までしっかり油汚れを拭くことが可能です。

3.2 ファン清掃へのアプローチ
ご家庭で清掃する場合、シロッコファン(またはプロペラファン)は外せなくても、この状態(フードの傘を外した状態)にすることで、中までしっかりマジックリンやアルカリ電解水で拭くことができます。

4. 分解と同じくらい重要な組み上げ方

分解できても元に戻せないと意味がありません。戻し方も手順をしっかり覚えておきましょう。まず、二次フィルターを先に入れておくことをお勧めします。これにより内部が油ギッシュになるのを防げます。

次に、フードの傘を上の引っ掛け部分にガチャンと引っ掛けて固定します。その後、カプラーを挿して配線をフード内に収めます。

最後に、換気扇が回るか、電球を戻して照明がつくか、スイッチを入れて動作チェックを行い、最終的にフィルターを収めれば完了です。

このタイプの換気扇は比較的簡単に分解・組み上げが可能ですが、最新のアイランドキッチンなどは構造が異なる場合があるためご注意ください。

ぜひ、この情報を参考に、年末の大掃除にチャレンジしてみてください。

 

もちろんご自分で作業をするのが難しいとお考えの方は、弊社までご相談下さい。

皆さん、こんにちは!

本日はプロが教えるエアコンクリーニングのベストタイミングについてご紹介します。

だいぶ暑さも落ち着き、エアコンを使わなくなる時期が近づいてきていますね!

実は、プロが推奨するエアコンクリーニングのベストタイミングが訪れているんです。

弊社のプロによる知見を基に、エアコンを長く清潔に保つ「秋洗浄」の賢いワケをお伝えします。

1. エアコン内部のカビ繁殖メカニズム
冷房使用時、エアコン内部では「結露水(ドレン)」が発生し、これがカビの温床となります。

シーズンが終わっても、ドレンパンの水はすぐには蒸発せず、カビは繁殖し続けるのです。

2. プロが断言!「秋洗浄」が最も効果的な理由

夏に洗浄しても、使用中にカビが再発生してしまうんです…

シーズンオフ(9月~10月頃)に洗浄すれば、
結露が起こらないためカビのない清潔な状態が次の夏まで持続します!

またこの時期は、夏のハイシーズン後で業者の予約が取りやすく、日程調整もスムーズです。

さらに、年末の大掃除とセットで依頼すると割引も期待できます(特に11月が狙い目)。

油汚れやホコリが溜まりやすいリビングのエアコンは、秋の徹底洗浄が特に効果的です。

3. シーズンオフ前の簡単セルフケア
本格的なシーズンオフ前に、まずは「風量MAXでの送風運転」を数時間行いましょう。

これにより、アルミフィンやシロッコファンの水分が除去され、カビの進行を多少なりとも抑えることができます!

4. 失敗しない業者選びのポイント
業者を選ぶ際は、フェイスパネルだけでなく、

ドレンパンやシロッコファンまで分解して洗浄してくれるかを確認しましょう。

カビの温床となる部分を徹底的にキレイにすることが、エアコン洗浄の価値を最大限に引き出します。

◆本日のまとめ
秋のシーズンオフは、エアコンを根本からキレイにし、その状態を長く保つ絶好のチャンスです。

この機会にぜひ、プロによるエアコン洗浄をご検討ください。来年の夏も、快適な空気で気持ちよく過ごしましょう!

日々の清掃にお悩みの皆様、特にキッチン周りの油汚れにうんざりしていませんか?今回ご紹介するのは、まさにキッチンの救世主「アルカリ電解水」です。

数ある洗剤の中から、私たちがなぜこれを強く推奨し、泡立つ洗剤が不要だと断言するのか、その驚くべき効果と安全性、そしてプロが実践する正しい使い方について解説します。

水なのに強力洗浄!泡立たないからこそ使いやすい「アルカリ電解水」のメカニズム

アルカリ電解水の最大の特徴は、それが「洗剤ではなく水」であることです。通常の水道水が中性(pH7)であるのに対し、アルカリ電解水はpH12以上の強アルカリ性を持つ特殊な水です。

◆酸性の油汚れに抜群の効果◆

油汚れは酸性のため、強アルカリ性のアルカリ電解水は中和反応で汚れを強力に分解・除去します。一般的な油汚れ用洗剤よりも高い洗浄力を持つとされます。

◆界面活性剤フリーで安心◆

従来の洗剤に含まれる界面活性剤が入っていないため、泡立ちません。この「泡立たない」という点が非常に重要です。泡立つ洗剤は拭き取りに手間がかかり、泡が広がって何度も拭き直す必要がありますが、アルカリ電解水ならその手間が不要で、日々のメンテナンスが非常にしやすくなります。

◆残留洗剤ゼロで安心!素材に優しく再付着も防ぐ◆

従来の洗剤は使用後に「残留洗剤」が残り、それが新たな汚れの付着を早めたり、素材を傷めたりする原因になることがあります。しかし、アルカリ電解水は「水」であるため、残留洗剤が一切残りません。これにより、素材を傷めにくく、清掃後の汚れの再付着も防止します。使用後は中性の水に戻るため、洗剤のような「悪さ」をしないのも大きな利点です。

効果倍増!熱を利用した賢い使い方と頑固な焦げへの対処法

アルカリ電解水の洗浄力をさらに引き出すには、「熱」の利用が効果的です。

調理後の熱いIHで活用:調理が終わったばかりのIHコンロはまだ熱を持っています。この熱いうちにアルカリ電解水をサッと吹きかけると、熱によって電解水が蒸発し、汚れが浮きやすくなります。ガスコンロ周りでも同様に活用できます。

頑固な焦げ付きには「激落ちくん」を併用:冷めてしまった焦げ付きや、ガラス面の凹凸に入り込んだ頑固な焦げは、拭き取りだけでは落ちにくいことがあります。その際には、「激落ちくん」との併用が効果的です。アルカリ電解水である程度汚れを浮かせた後、研磨剤を含む激落ちくんで優しく擦ることで、焦げ付きを削り取って落とすことができます。激落ちくんは素材を削り取る作用がありますが、ガラス面には使用可能とされています。

日々の継続が鍵!効果的なメンテナンスと注意点

キッチンの清潔さを保つには、日々のメンテナンスが何よりも重要です。

毎日のお手入れ:油汚れはコンロ周りだけでなく、IHの側面や壁にも飛び散っています。調理後には毎日、アルカリ電解水を吹きかけて拭き取ることを習慣にしましょう。壁は週に1回程度でも構いません。これを継続することで、お掃除業者を呼ばずに済み、費用も大幅に節約できます。

希釈で経済的に:アルカリ電解水は、原液でも強力ですが、水道水で希釈してもpH値は大きく落ちないため、日常清掃に便利かつ経済的に使えます。

◆ 注意すべき素材◆

一点注意が必要です。ステンレス部分はアルカリによって腐食しやすい性質があります。そのため、アルカリ電解水で拭いた後は、必ず水拭き用のキッチンペーパーで二度拭き(リンス拭き)をするようにしてください。製品によっては「二度拭きいらず」と表記されていても、金属部分の「アルカリ焼け」を防ぐためにはこの一手間が重要です。

まとめ:万能かつ安全、そして効率的な次世代クリーナー

アルカリ電解水は、泡立たない使いやすさ、強力な洗浄力、そして残留成分の心配がない安全性から、キッチン周りの油汚れ対策に最適なアイテムです。熱を利用した効率的な使い方や、頑固な汚れへの対処法、そしてステンレスへの二度拭きといった注意点を押さえれば、誰でもプロ並みの清潔なキッチンを維持できます。ぜひご家庭の清掃にアルカリ電解水を導入し、快適な毎日を実感してください。

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皆さん、こんにちは!株式会社ソウアです!
今回は、普段の業務で得た「エアコン選びのリアルな知識」を皆さんにも共有したいと思います!
実はエアコンには2027年に向けて大きな変化が起こる可能性があり、
「今」エアコンをどう選ぶかが、今後の快適なエアコンライフとメンテナンス費用に大きく関わってくるんです!

◆なぜ2026年中にエアコンを買うべきなのか?
エアコンの「2027年問題」製品価格が全体的に上がってしまう可能性が非常に高いのです。
現在市場に出回っている比較的安価なモデルは、基準をクリアできずに販売終了になることも予想されます。
だからこそ価格が上がる前の2026年、つまり来年中が買い替えの大きなチャンスだと言えるのです。

◆プロが「あまりおすすめしない」エアコンとは?
家電量販店でよく見かける「お掃除機能付きエアコン」。
一見便利そうですが、私たちプロから見ると正直あまりお勧めしません。理由は主に3つあります。
• フィルターのホコリしか掃除しない:お掃除ロボットが掃除してくれるのはフィルターのホコリだけで、
臭いやカビの本当の原因である内部のアルミフィンやファンの汚れは全く掃除してくれません。数年で内部はカビだらけになります。
• 洗浄料金が高い:いざプロに分解洗浄を依頼しようとすると、構造が複雑なため通常のエアコンの1.5倍~2倍近くの洗浄料金がかかります。
• 本体価格も高額:当然ながら、本体価格も数万円高くなります。買う時もメンテナンスする時も費用がかさむのは避けたいですよね。

◆プロが太鼓判!「メンテナンスが楽」な賢いエアコン選び
では、どんなエアコンを選べばいいのでしょうか?私が個人的に一番お勧めしているのは「ダイキン」です。
ズバリ「ダイキン」がおすすめの理由:ダイキンはテレビや冷蔵庫は作らず、エアコン一筋の世界でも数少ない空調専門メーカーだからです。
製品の作りが全然違い、特に私たち業者が分解しやすいよう、つまりユーザーが長く清潔に使えるようシンプルな構造で作られていることが多いんです。
【おすすめのダイキン機種3選】 
◦ Eシリーズ:シンプルで余計な機能がなく、基本性能はしっかり。コスパ重視の方におすすめで、6畳用なら6万円を切る価格帯。壊れにくく、メンテナンスもしやすいです。

◦ リソラ:薄型でデザイン性が高く、インテリアにこだわる方向け。もちろんお掃除ロボットは付いていないので、通常の洗浄料金で対応可能です。

◦ うるさらX:加湿・除湿・換気までできる「全部入り」のダイキン技術の結晶。機能は妥協したくないが、お掃除ロボットは不要という方におすすめです。

これらの3機種に共通するのは、基本的にお掃除機能がついていないか、ついていてもシンプルなモデルを選べる点です。

 

◆賢いエアコンライフを送るために
エアコンは、実は家庭の家電の中で最も汚れやすく、業者にお金を払ってメンテナンスが必要になる家電ナンバーワンだと私は思っています。
だからこそ、購入時に少し知識があるだけで、将来的にかかるメンテナンス費用をグッと抑えることができるんです。
エアコンの購入や洗浄は、ハイシーズン(夏前や夏本番)を避け、シーズンオフに行うのがおすすめです。
ハイシーズンは業者の手が足りなくなることが多いため、今のうちに機種を選んでおき、比較的余裕のある時期の設置を検討してみてください。
また、新しく買った機種も2年を目安に一度洗浄を入れると良いでしょう。
今回ご紹介したようなメンテナンスしやすい機種であれば、業者としても喜んで対応できます。
この情報が、皆さんの賢く快適なエアコンライフの一助となれば幸いです!!

はじめに:ご家庭でエアコンのシロッコファンをきれいに保つ!

こんにちは!皆さんのご家庭のエアコン、シロッコファンの内部はホコリやカビで汚れていませんか?「でっきんのお掃除チャンネル」の動画では、ご自宅でできるエアコンのシロッコファンの清掃方法が詳しく紹介されています。
この清掃方法は、主にプロによる洗浄後のきれいな状態を維持するためや、表面的なホコリ汚れを取り除くことを目的としています。長年蓄積したモコモコのカビや固着した汚れは、この方法では完全には取り除けませんが、日常的なケアとして実践することで、シロッコファンの汚れの蓄積を遅らせ、エアコンをきれいに保つことができます。

ご家庭での清掃の目的と限界
この清掃は、「エアコン洗浄業者に頼む前に、自分でなんとかしたい」という方向けのホームケア術です。完全に分解してつけ置き洗いを行うプロの洗浄に比べると、この方法はあくまで「表面の汚れしか取れない」という限界があります。プロの洗浄が最もきれいで早い方法であることは変わりありません。しかし、見た目の汚れやカビが気になる方、日常的なケアをしたい方には非常に有効な方法と言えるでしょう。

準備する道具
清掃に必要な道具は、主に以下の4点です。
◆アルカリ電解水
◦ 油汚れを含んだホコリを浮かせる主要な洗浄剤です。
◦ 中性洗剤でも代用可能ですが、洗剤が残留する可能性があるため、アルカリ電解水の使用が強く推奨されています。

◆ ペット用ペットシーツ(またはゴミ袋)
◦ アルカリ電解水を吹き付けた際に垂れてくる水を受け止めるためのものです。
◦ 吸水性が高く、手軽に使えるペットシーツがおすすめです。

◆マスキングテープ
◦ ペットシーツをエアコンの吹き出し口にしっかりと固定するために使用します。

◆お掃除スティック(隙間ノズル)
◦ 100円ショップなどで手に入る、自由に曲がる細い棒状の清掃道具です。
◦ シロッコファンの狭い隙間や、特に汚れが溜まりやすいファンの「裏側」の汚れを拭き取るのに非常に適しています。
◦ マイクロファイバーの先端部分は替えも売られており、洗って繰り返し使えます。

清掃の手順
1. フラップ板の取り外し
◦ 清掃を行う上での最低条件です。最近の機種では比較的簡単に外せるものもあります。

2. 水受けの設置
◦ エアコンの吹き出し口(水が垂れてくる部分)に、ペットシーツをマスキングテープでしっかりと貼り付けます。吸水できる部分が重要です。

3. アルカリ電解水の吹き付け
◦ シロッコファンの内部に手を差し込み、ファンをゆっくりと手で回しながら、アルカリ電解水をまんべんなく吹き付けます。
◦ 汚れが浮き上がってきて水が垂れてくるので、ペットシーツでしっかりと受け止めましょう。

4. 拭き取り
◦ 汚れが浮き上がってきたら、お掃除スティック(隙間ノズル)を使って、シロッコファンの羽根と羽根の間の汚れを丁寧に拭き取ります。
◦ この道具を使うことで、羽根の奥底(裏側)にこびりついたホコリやカビもしっかりと拭き取ることができます。

 

なぜシロッコファンは汚れるの?その構造と汚れやすい場所
シロッコファンは、エアコンが上から空気を吸い込み、時計回りに回転しながら前方に吐き出す構造になっています。この特殊な羽根の構造のため、羽根の「表面」にはあまり汚れが付着せず、実は羽根の「裏側」にホコリやカビが蓄積しやすいのが特徴です。
エアコンが吸い込んだ空気は、常に湿っているアルミフィンを通過するため、カビや雑菌の温床となった空気がそのままシロッコファンに送られます。また、リビングなどにあるエアコンの場合、油汚れも吸い込むため、様々な汚れがファン内部に付着するのです。

まとめ:プロの清掃とホームケアの使い分け
写真のように、すでにモコモコのホコリやカビが層になっているような状態では、今回紹介した清掃方法では完全に取り除くことは難しいです。そのような場合は、やはりプロのエアコン洗浄業者に依頼するのが最も効果的でしょう。
しかし、今回ご紹介したご家庭での清掃は、シロッコファンに汚れが蓄積するのを防ぎ、きれいな状態を維持するのに非常に有効です。時間と労力はかかりますが、「見た目の汚れが気になる」「カビが嫌だ」と感じる方は、ぜひこのホームケア術を試してみてはいかがでしょうか。

皆さん、こんにちは!

前回の記事ではエアコン洗浄料金の「価格差の秘密」についてご紹介させていただきましたが、

今回はエアコン洗浄の際に実際に使う道具と、その洗浄方法の秘密についてご紹介させていただきます。

専門業者にエアコン洗浄を依頼しようかご検討されている方のご参考になると嬉しいです。

まずは、プロのエアコン洗浄に欠かせない主要な道具をご紹介していきます。

 

1. 高圧洗浄機

エアコン洗浄において最も重要なのが高圧洗浄機です。

一般的にホームセンターなどで手に入るケルヒャーを、

エアコン洗浄用に改造して使用している業者も多いです。

専用のホースやノズルを取り付けることで、

家庭用でありながら業務用のエアコンにも対応できるほどの強力な洗浄力を実現しています。

市販のエアコン洗浄用高圧洗浄機が約7万円するのに対し、

ケルヒャー本体(1万円強)を改造する方がコストを抑えられるという利点もあります。

 

2. 専用ホッパー

高圧洗浄中に水が部屋中に飛び散るのを防ぐため、エアコン全体を覆う専用のホッパーは必須のアイテムです。

このホッパーには洗浄窓があり、そこから高圧洗浄機を差し込んで作業を行います。

以前は専門店でしか手に入りませんでしたが、現在ではAmazonでも2,000円弱で購入可能です。

ただし、ご自身での洗浄は推奨されておらず、プロに任せるのが安心です。

 

3. エアコン洗剤と蓄圧式噴霧器

高圧洗浄を行う前に、専用のエアコン洗剤を蓄圧式の噴霧器で塗布します。

洗剤を吹きかけることで、エアコン内部のカビやホコリなどの汚れをしっかり浮かせて分解します。

洗剤が汚れに作用するのを約15分待ってから、高圧洗浄で洗い流すのが効果的です。

 

4. ドレンホース用サクションポンプ

高圧洗浄で洗い流されたホコリやゴミは、ドレンパンを通ってドレンホースへ流れ込みます。

このドレンホースが詰まるのを防ぐ、または詰まりを解消するために、

ドレンホース用サクションポンプをプロは必ず持参します。

このポンプを持参しない業者は「にわか」と言っても過言ではないとまで言われるほど、

プロにとっては不可欠な道具です。

ドレンパンから水漏れが起きた際にも、このポンプで詰まりを解消できる場合があります。

 

 

 

これらの道具を駆使し、洗剤で浮かせた汚れを高圧洗浄機の強力な水圧で洗い流していきます。

特に、熱交換器のアルミフィンは奥まで水が貫通するように洗浄することがポイントです。

洗浄中に水がドレンパンに溜まり、そこからドレンホースを通じて排出される仕組みになっています。

しかし、一般的な洗浄方法ではエアコンの構造上、ドレンパンの奥側やアルミフィンの裏側、

そしてシロッコファンの見えない部分(背中側)など、全ての汚れを洗い流すことは難しいのが実状です。

エアコンの断面図を見ると基盤部分など水に濡れてはいけない箇所もあるため、

その部分はタオルなどで養生され、水がかからないように清掃されます。

そのため、水がかかる範囲(見えている部分)しか清掃できていないことになります。

結露が原因で発生するカビのメカニズムを考えると、定期的なプロによる洗浄は非常に重要ですが、

完全に綺麗にするには「完全分解洗浄」(約3万円かかる場合も)が必要となることがあります。

次回のブログでは

今回ご紹介した道具一式を使って実際にエアコンを洗浄する様子を具体的にご紹介いたします。

また、一般的な洗浄方法で「どの部分が洗浄できていないのか」についても詳しく解説しますので、

ぜひご覧ください!!