2026年8月19日
客席の床がヌメヌメする本当の理由――厨房の油は「歩いて」広がります
こんにちは、ソウアの工事事情へようこそ。
飲食店を運営されている方から、こんなお悩みをうかがうことがあります。
「客席の床を毎日モップがけしているのに、なんとなくベタつく」
「拭いても拭いても、数日でヌメヌメした感触が戻ってくる」
実はこの症状、客席をいくら磨いても解決しないことがあります。原因が客席ではなく、厨房にあるからです。
■ 油は「歩いて」客席へ運ばれます
揚げ物や炒め物を扱う厨房では、調理のたびに細かい油が飛び散り、床に少しずつ蓄積していきます。フライヤーやコンロの周りだけでなく、油を含んだ湯気(油煙)が床全体にうっすらと降り積もるため、厨房の床は営業を重ねるほど油の膜で覆われていきます。
問題は、その油が厨房の中にとどまらないことです。
スタッフの靴底には、厨房の床の油が必ず付着します。そのまま客席へ料理を運べば、油も一緒に客席へ運ばれます。1日に何十往復もするうちに、客席の床には薄い油の膜が広がっていきます。これが「拭いても戻ってくるヌメヌメ」の正体です。
先日、弊社がテスト清掃でお伺いした揚げ物がメインの飲食店様でも、まさにこの状態が起きていました。厨房のモルタル床は蓄積した油で全体が真っ黒になっており、素地の色がわからないほど。そして客席の床には、靴底が運んだ油によるベタつきがはっきりと出ていました。
■ 床の油は「不快」だけでは済みません
床に広がった油は、見た目や感触の問題だけではありません。滑りによる転倒事故の、代表的な原因のひとつです。
厚生労働省が公表した令和6年の労働災害発生状況によると、休業4日以上の死傷者135,718人のうち、最も多い事故の型は「転倒」で36,378人。全体の約27%を占めています。
また、厚生労働省の「飲食店の労働災害防止マニュアル」でも、飲食店の労働災害では転倒が約3割と最も多く、その典型的な要因として「水や油で滑りやすくなった床」が挙げられています。
働くスタッフだけではありません。油が客席まで広がっていれば、お客様が滑るリスクも同じように生まれます。床の油は、お店の安全に関わる問題なのです。
■ なぜ毎日の清掃で落ちないのか
「毎日モップがけをしているのに」と思われるかもしれません。実は、蓄積した油汚れは日常の水拭きや中性洗剤ではほとんど分解できません。
油汚れは性質上「酸性」の汚れです。酸性の汚れを分解するには、反対の性質を持つアルカリ性の洗浄剤が必要になります。中性洗剤のモップがけは、表面の軽い油には有効ですが、層になって固着した油には歯が立たず、かえって油を薄く延ばしてしまうこともあります。
一度層になった油は、日常清掃では落ちない。ここが、厨房の床の油汚れの厄介なところです。
■ テスト清掃の実例:真っ黒だった床が、素地の色に戻りました 先ほどの飲食店様では、アルカリ性の洗浄剤を汚れの状態に合わせて使い分け、床に固着した油の層を分解・除去しました。
(写真①:作業前。モルタル床が油で真っ黒になり、素地が見えない状態)
(写真②:作業中。洗浄剤で油の層が分解され、浮き上がっている様子)
(写真③:作業後。モルタルの素地が見えるまで回復)
作業後は、真っ黒だった床からモルタル本来の素地の色が戻りました。厨房の床がリセットされれば、靴底が客席へ運ぶ油もなくなり、客席のヌメヌメも解消に向かいます。
■ ソウアにできること
弊社では、今回のような厨房・店舗の床清掃を、まずお店の一部分でのテスト清掃からご提案しています。実際の仕上がりを見ていただいてから、範囲や頻度をご相談いただけますので、「うちの床はもう落ちないのでは」と諦めている場合こそ、一度お試しいただきたいと思っています。
厨房の床、客席の床のべたつき、油による滑りが気になっている店舗様は、お気軽にご相談ください。
■ まとめ ・客席のヌメヌメの原因は、厨房の床の油が靴底で運ばれたものであることが多い
・床の油は転倒事故の代表的な原因。労働災害の事故の型では「転倒」が最多(令和6年・約27%)
・蓄積した油は酸性の汚れ。中性洗剤の日常清掃では分解できない
・アルカリ性の洗浄剤による徹底清掃で、床は素地の色まで戻せる
・まずはテスト清掃で仕上がりのご確認を
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
【出典】
・厚生労働省「令和6年の労働災害発生状況」 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58198.html
・厚生労働省「飲食店の労働災害防止マニュアル」 https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11300000-Roudoukijunkyokuanzeneiseibu/0000110452.pdf







■なぜ都市部では水があふれやすいのか








まず知っておきたい:熱中症の4割は「自宅」で起きている いきなりの暑さで一番怖いのが熱中症です。 消防庁の資料によると、熱中症による救急搬送者の約4割が自宅敷地内で発症しています。「家の中だから大丈夫」ではないんです。特にお子様やご高齢の方、室内でペットを飼われている方は注意が必要です。 近年は40℃を超える酷暑日が続くこともあり、エアコンが使えないと命に関わる危険性もあります。だからこそ、いきなり暑くなったときにエアコンが正常に動くかどうかは、とても重要なポイントなんです。
慌ててエアコンをつける前に:3つの応急対処 急に暑くなった日、まずはエアコンに頼る前にできることがあります。 ① まず窓を開けて換気する 外出から帰ってきて部屋の中の空気が外よりも暑いと感じたときは、エアコンを入れる前にまず窓を開けて部屋の換気を行いましょう。換気のコツは、部屋の対角線にある2つの窓を開けて空気の動線を作ること。こもった熱気を逃がしてからエアコンをつけたほうが、効率よく冷やせます。 ② 設定温度より「風量」と「扇風機併用」 少し暑いときは設定温度を下げるよりも、エアコンの風量を強くしたり、扇風機を一緒に使ったりすると、同じ温度でもより涼しく感じます。いきなり16℃などに設定しなくても、風の流れを作るだけで体感温度はぐっと下がります。 ③ 日射を遮る 室温の上昇を抑えるために、すだれや緑のカーテンで部屋を日陰に保つのも効果的です。窓から入る日差しをカットするだけで、室内の温度上昇をかなり抑えられます。
エアコンを久しぶりに使う前のチェックポイント しばらく使っていなかったエアコンをいきなりフル稼働させるのは、実はリスクがあります。使う前に以下を確認しましょう。 電源まわりの確認 電源を入れる前に、ブレーカーやコンセントを確認してください。特にコンセントにホコリがたまっていたりすると、思わぬトラブルにつながることもあります。電源プラグとコンセントの隙間にホコリがたまっていると、コンセント付近から発火する恐れがあります(トラッキング火災)。 フィルターの掃除 久しぶりにエアコンをつけると、内部に溜まったホコリやカビが部屋中に広がり、不快なニオイの原因になることがあります。使う前に一度フィルターを取り外して掃除しておきましょう。
試運転で異常チェック いきなり本番で使うのではなく、まずは試運転を。運転モードを「冷房」にして最低温度(16〜18℃)で10分程度運転し、冷風がきちんと出ているか、異常を示すランプが点滅していないかを確認します。さらに30分程度運転して、室内機から水漏れがないか、異臭・異音がないかもチェックしましょう。
「急に暑い日」の試運転には注意点も ここが意外と見落とされるポイントです。試運転には適した気温があります。 ダイキン工業によれば、気温23〜25℃が試運転の「最適な時期」、20℃以下は「不向き」とされています。20℃以下の日は冷房運転が作動しなかったり、すぐに止まってしまったりするためです。 一方で、気温26℃以上になると熱中症が心配される室内環境になる可能性もあるため、急いで実施することが推奨されています。つまり「いきなり暑くなった日」は、まさに急いで試運転すべきタイミングでもあるんです。
なぜ「夏本番になってから」では遅いのか 一番お伝えしたいのがこれです。 例年、エアコンの点検・修理や取付け工事は7月前後に集中し、購入から設置まで数週間待たされる場合があります。エアコンの点検や修理の問い合わせは6月頃から増え始め、7月と8月に集中し、この2ヵ月間は4〜5月の3倍にも達すると言われています。 つまり、いきなり暑くなってから「壊れてた!」と気づいても、修理や買い替えに数週間かかることも。その間、猛暑の中をエアコンなしで過ごすことになりかねません。 夏場のエアコンの不具合で、修理を依頼してから完了するまでに1週間以上待たされた経験のある人は45.8%にのぼるという調査結果もあります。
いきなりの暑さに困ったら、まずソウアへ 「エアコンをつけたら冷えない」「変なにおいがする」「動かない」――いきなり暑くなった日にこういったトラブルに直面したら、放置せず早めにご相談ください。 特に設置から10年以上経ったエアコンは不具合が起きやすいため要注意です。早めに点検・クリーニングをしておくことが、猛暑を安全に乗り切る一番の対策になります。 「今すぐ見てほしい」というご相談から、点検・クリーニング・買い替えの判断まで、ソウアがしっかりサポートします!









こんにちは、ソウアの工事事情へようこそ。 「まだ動いてるから大丈夫」「壊れてから考えればいい」 10年以上前のエアコンをお使いの方から、こういった声をよく聞きます。気持ちはわかりますが、実はこの判断、思った以上にリスクが高いんです。 今回は10年以上使用したエアコンに潜む注意点を、具体的にお伝えします。
「設計上の標準使用期間」は10年 まず知っておいてほしい大前提があります。 ダイキン・パナソニック・富士通ゼネラルなど主要メーカーは、エアコンの設計上の標準使用期間を10年と定めています。これはエアコンが10年で必ず壊れるという意味ではなく、「この年数を設計の基準として安全性・性能を担保する」という目安です。 つまり、「10年を超えたエアコンは、メーカーが安全性を保証する期間を過ぎている」ということ。動いているからといって、安全に使えているかどうかは別の話なんです。 設計上の標準使用期間を過ぎると、経年劣化によって発火やケガの恐れがあるとされています。
修理しようとしても「部品がない」問題 10年以上前のエアコンが故障したとき、もうひとつ大きな壁があります。それが修理部品の入手困難問題です。 公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会の基準によれば、主要メーカーは製造打ち切り後10年は部品を保有するとされています。つまり製造終了から10年を過ぎると部品が入手できず、修理不能になる場合があります。 「修理に来てもらったら、部品がなくて直せませんと言われた」という事態は、実際の現場でも珍しくありません。しかも夏の繁忙期にこれが発覚すると、急いで新しいエアコンを手配しなければならず、費用も時間も余裕がない状態での対応を迫られることになります。
修理できても「次もすぐ壊れる」リスク 仮に部品が手に入って修理できたとしても、安心はできません。 使用年数が10年以上の場合、1か所を修理しても劣化が進んだ他の部品が数年以内に故障するリスクがあります。「修理代を払ってもすぐにまた別の箇所が壊れた」という事態を避けるためにも、10年以上かつ修理費が高額の場合は買い替えを本格的に検討することをおすすめします。 修理費用を払ったのに、すぐに別の箇所が壊れてまた修理…というサイクルに入ってしまうと、トータルのコストは新品を買うよりはるかに高くなることもあります。
電気代が知らないうちに上がっている 見落とされがちなのが、電気代への影響です。 エアコンは経年劣化により冷媒ガスが減少したり、圧縮機の性能が低下したりすることで、同じ温度設定でも消費電力が増加する傾向があります。特に10年以上使用すると、フィルターや熱交換器が目詰まりし、通気性の悪化や冷媒循環システムの漏れが発生します。 「最近電気代が高くなった気がする」という方、もしかしたらエアコンの経年劣化が原因かもしれません。最新の省エネモデルに買い替えることで、年間の電気代を大幅に削減できるケースもあります。 経年劣化で起きやすい具体的な症状
10年以上使用したエアコンで特に多く見られるトラブルをまとめました。 ① 冷媒ガスの自然漏れ 配管の接続部分やバルブが経年劣化で緩んでくると、冷媒ガスがじわじわと漏れていきます。冷えが悪くなる・電気代が上がるという症状として現れます。 ② コンプレッサーの劣化 エアコンの心臓部とも言えるコンプレッサーは、長年の使用で摩耗が進みます。異音・冷暖房の効きの悪さ・突然の停止などの症状が出てきます。コンプレッサーの交換費用は高額になりやすく、本体交換を検討するレベルになることも。 ③ 電気系統・基板の劣化 制御基板や電気部品も経年劣化します。突然電源が落ちる・エラーコードが頻発する・リモコンが効かないといった症状が出てきたら、電気系統の劣化が疑われます。 ④ ドレンパンやホースの劣化・亀裂 樹脂製の部品は長年使用すると硬化・亀裂が生じやすくなります。ドレンパンに亀裂が入ると、水漏れが慢性化することも。 ⑤ 室外機ファンモーターの摩耗 室外機のファンモーターも10年以上使用すると軸受けが摩耗してきます。異音・風量低下・排熱不良が起きやすくなります。 クリーニングで延命できる?
「せめてクリーニングして長く使いたい」という方もいらっしゃいます。実際、定期的なクリーニングはエアコンの寿命を延ばす効果があります。 ただし、10年以上経過したエアコンの場合は注意が必要です。クリーニングの際に内部の劣化具合を確認すると、「このまま使い続けるのはリスクがある」と判断せざるを得ない状態のエアコンに出会うことも少なくありません。 ソウアではクリーニングをご依頼いただいた際に、内部の状態を確認したうえで「使い続けても問題ないか」「そろそろ買い替えを検討すべきか」という率直なご意見もお伝えしています。無理に工事を勧めることはしませんが、安全に長く使っていただくための情報はきちんとお伝えする姿勢を大切にしています。 買い替えの判断基準
以下のいずれかに当てはまる場合は、買い替えを真剣に検討するタイミングです。 ・設置から10年以上が経過している ・ 修理見積もりが本体価格の半額を超えそう ・ 同じ箇所・別の箇所での故障が繰り返し起きている ・ 電気代が年々上がっている気がする ・ 冷媒ガスの漏れが繰り返し発生している ・ 異音・異臭が慢性化している 補修部品の最低保有期間が10年であること、設計上の標準使用期間の目安が10年であることをふまえると、10年を過ぎたタイミングがエアコンの買い替えを検討する時期だと考えられます。 まとめ 「動いているから大丈夫」は、10年以上のエアコンには当てはまりません。安全性・修理部品の問題・電気代の増加・突然の故障リスク、どれをとっても早めに対処することが賢明です。
「うちのエアコン、いつ設置したっけ?」と思い当たる方は、まずは現状確認からお気軽にご相談ください。クリーニング・点検・買い替えの判断まで、ソウアがトータルでサポートします! 