はじめに:ご家庭でエアコンのシロッコファンをきれいに保つ!
こんにちは!皆さんのご家庭のエアコン、シロッコファンの内部はホコリやカビで汚れていませんか?「でっきんのお掃除チャンネル」の動画では、ご自宅でできるエアコンのシロッコファンの清掃方法が詳しく紹介されています。
この清掃方法は、主にプロによる洗浄後のきれいな状態を維持するためや、表面的なホコリ汚れを取り除くことを目的としています。長年蓄積したモコモコのカビや固着した汚れは、この方法では完全には取り除けませんが、日常的なケアとして実践することで、シロッコファンの汚れの蓄積を遅らせ、エアコンをきれいに保つことができます。
ご家庭での清掃の目的と限界
この清掃は、「エアコン洗浄業者に頼む前に、自分でなんとかしたい」という方向けのホームケア術です。完全に分解してつけ置き洗いを行うプロの洗浄に比べると、この方法はあくまで「表面の汚れしか取れない」という限界があります。プロの洗浄が最もきれいで早い方法であることは変わりありません。しかし、見た目の汚れやカビが気になる方、日常的なケアをしたい方には非常に有効な方法と言えるでしょう。
準備する道具
清掃に必要な道具は、主に以下の4点です。
◆アルカリ電解水
◦ 油汚れを含んだホコリを浮かせる主要な洗浄剤です。
◦ 中性洗剤でも代用可能ですが、洗剤が残留する可能性があるため、アルカリ電解水の使用が強く推奨されています。
◆ ペット用ペットシーツ(またはゴミ袋)
◦ アルカリ電解水を吹き付けた際に垂れてくる水を受け止めるためのものです。
◦ 吸水性が高く、手軽に使えるペットシーツがおすすめです。
◆マスキングテープ
◦ ペットシーツをエアコンの吹き出し口にしっかりと固定するために使用します。
◆お掃除スティック(隙間ノズル)
◦ 100円ショップなどで手に入る、自由に曲がる細い棒状の清掃道具です。
◦ シロッコファンの狭い隙間や、特に汚れが溜まりやすいファンの「裏側」の汚れを拭き取るのに非常に適しています。
◦ マイクロファイバーの先端部分は替えも売られており、洗って繰り返し使えます。
清掃の手順
1. フラップ板の取り外し
◦ 清掃を行う上での最低条件です。最近の機種では比較的簡単に外せるものもあります。
2. 水受けの設置
◦ エアコンの吹き出し口(水が垂れてくる部分)に、ペットシーツをマスキングテープでしっかりと貼り付けます。吸水できる部分が重要です。
3. アルカリ電解水の吹き付け
◦ シロッコファンの内部に手を差し込み、ファンをゆっくりと手で回しながら、アルカリ電解水をまんべんなく吹き付けます。
◦ 汚れが浮き上がってきて水が垂れてくるので、ペットシーツでしっかりと受け止めましょう。
4. 拭き取り
◦ 汚れが浮き上がってきたら、お掃除スティック(隙間ノズル)を使って、シロッコファンの羽根と羽根の間の汚れを丁寧に拭き取ります。
◦ この道具を使うことで、羽根の奥底(裏側)にこびりついたホコリやカビもしっかりと拭き取ることができます。
なぜシロッコファンは汚れるの?その構造と汚れやすい場所
シロッコファンは、エアコンが上から空気を吸い込み、時計回りに回転しながら前方に吐き出す構造になっています。この特殊な羽根の構造のため、羽根の「表面」にはあまり汚れが付着せず、実は羽根の「裏側」にホコリやカビが蓄積しやすいのが特徴です。
エアコンが吸い込んだ空気は、常に湿っているアルミフィンを通過するため、カビや雑菌の温床となった空気がそのままシロッコファンに送られます。また、リビングなどにあるエアコンの場合、油汚れも吸い込むため、様々な汚れがファン内部に付着するのです。
まとめ:プロの清掃とホームケアの使い分け
写真のように、すでにモコモコのホコリやカビが層になっているような状態では、今回紹介した清掃方法では完全に取り除くことは難しいです。そのような場合は、やはりプロのエアコン洗浄業者に依頼するのが最も効果的でしょう。
しかし、今回ご紹介したご家庭での清掃は、シロッコファンに汚れが蓄積するのを防ぎ、きれいな状態を維持するのに非常に有効です。時間と労力はかかりますが、「見た目の汚れが気になる」「カビが嫌だ」と感じる方は、ぜひこのホームケア術を試してみてはいかがでしょうか。