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日常の業務や清掃に関わるお役立ち情報を書い
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シンクの臭いは、見える場所の先まで。排水口と配管まわりを確認した清掃事例

シンクは洗っている。ごみ受けも掃除している。それでも、水まわりの臭いが気になる。

そんなとき、洗う回数を増やす前に整理したいのが「どこを確認できていて、どこが見えていないか」です。シンクの表面、排水口の内側、その先の配管、シンク下の接続まわり。ひと続きに見える水まわりでも、それぞれ確認する場所と役割は違います。

今回は、株式会社ソウアが対応したシンクまわりの清掃を、実際の作業写真とともに紹介します。現場名が分かる情報は掲載せず、排水口から先へ目を向ける考え方をお伝えします。写真は作業の記録で、臭いの程度を数値で測定したものや、施工前後の効果を比較したものではありません。

■ 今回は、配管内の汚れと接続まわりを確認しました

今回の相談では、シンクまわりの臭いへの対応として、排水管の洗浄とシンクの清掃を行いました。作業記録には、排水管内の付着汚れを洗浄したことと、配管の接続部で一部剥がれていたテープを巻き直したことが残っています。

大切なのは、この二つを同じ作業としてまとめないことです。汚れを落とす作業と、接続まわりの状態を確認することは、見ている対象が違います。排水口の見える面だけを洗って終えるのではなく、今回の症状に関係しそうな場所を確かめ、それぞれの対応を記録しました。

ただし、この事例の対応を、ほかのシンクにもそのまま当てはめることはできません。設備の構造も、使われ方も、臭いが気になるタイミングも現場ごとに違います。「シンクが臭うならテープを巻けばよい」という意味ではなく、清掃する部分と設備側の確認が必要な部分を分けるための事例です。

■ 写真で見る、排水口から配管の内側への作業

最初の図解は、排水口から道具を入れて配管内を洗浄している場面と、排水口まわりを洗っている場面です。どちらも同じ水まわりの作業ですが、道具が入っている先と、手を動かしている場所に注目すると、確認する範囲の違いが見えてきます。

ごみ受けの汚れは目につきやすく、日々の掃除でも気づける場所です。一方、その先は外から見ただけでは状態をつかみにくい部分です。見える面に汚れが少ないからといって、配管の内側まで確認できたことにはなりません。

今回も、写真だけで配管内部の汚れの量や、どの位置にどれだけ残っていたかを説明することはできません。道具を使った洗浄の場面は確認できますが、写真に写らない部分は作業記録と分けて扱います。見えていることを具体的に伝え、見えていないことまで言い切らない。清掃後の報告でも大切にしたい点です。

排水口から配管内への洗浄と、排水口まわりの清掃。それぞれの作業箇所を示した実写図解です。

■ シンク下にも、確認する場所があります

次の写真はシンク下の配管です。今回の記録では、接続部のテープに一部剥がれがあり、巻き直しを行いました。掲載するのは対応後の記録写真で、剥がれる前後を並べた比較写真ではありません。

シンクを上から見るだけでは、下側の接続まわりは目に入りません。臭いが気になる場所が排水口の近くなのか、扉を開けた収納側なのかを整理しておくと、相談時にも状況を伝えやすくなります。収納内のぬれなど、普段と違うことに気づいた場合も、臭いとは別の情報として残しておきたいところです。

また、排水設備には種類ごとの構造があり、お手入れできる範囲も異なります。メーカーの案内でも、排水口の種類を確かめてから手入れを行うことが示されています。今回の写真を見て同じ形にしようとしたり、配管を自己判断で外したりするのではなく、ご使用の設備の説明書と状態に応じて、管理担当者や専門業者へ確認してください。

清掃で対応する範囲と、修理や部品交換など設備側の判断が必要な範囲を整理すること。それが、同じ場所を何度も洗い直す前の手がかりになります。

シンク下の接続まわりに対応した後の記録。今回の対応をすべての設備に当てはめるものではありません。

■ 水を流す確認と、臭いの経過を見ることは別です

三つめの図解は、作業後に水を流して確認している場面です。洗浄の写真だけで終えず、実際に水を流す場面も記録しています。

ここで分けて考えたいのは、「水を流して確認したこと」と「その後も臭いが気にならないこと」です。一枚の写真に水の流れが写っていても、その後の使用状況や、時間を置いてからの臭いまでは分かりません。

今回も、対応内容を作業報告書にまとめ、しばらく様子を見ていただくようお伝えしました。気になる点が残る場合は連絡をいただき、次の対応につなげる方針です。作業が終わった時点で、あらゆる原因がなくなった、今後も再発しない、と断定することはしていません。

清掃を依頼される方にとっても、作業の内容が分かることと、使い始めてから相談できることは、別々に大切な情報です。何をしたかを写真で示し、その後に確認したい点も言葉にして残す。水まわりでは、そこまでをひと続きの報告として考えています。

作業後の通水確認と、その後の使用中に様子を見ることを分けて説明しています。

■ ご相談の前に、この三つが分かると伝わりやすくなります

一つ目は、臭いが気になる場所です。シンクの上、排水口の近く、シンク下の収納側など、どこに近づくと気になるかを、分かる範囲でお知らせください。原因名を決める必要はありません。

二つ目は、気になるタイミングです。使い始め、使用中、しばらく使わなかった後など、気づいた場面をそのまま伝えていただくと、現地で確認したい点を整理できます。毎回起きるのか、たまになのかも参考になります。

三つ目は、すでに行った掃除と、その後の変化です。ごみ受けを洗った、排水口まわりを掃除した、それでも気になる、といった経過が分かれば、同じ確認を繰り返すことを減らせます。流れの変化や収納内のぬれに気づいている場合は、それも併せてお伝えください。

写真をご用意いただく場合は、シンク全体、排水口付近、無理なく見えるシンク下の状態が参考になります。撮影のために配管や部品を外す必要はありません。店舗名や個人情報が写る場合は、共有範囲にもご配慮ください。

■ 見える場所の掃除から、気になる場所の確認へ

シンクまわりの臭いは、表面のきれいさだけでは判断しにくいことがあります。今回の事例では、排水管内の洗浄、排水口まわりの清掃、接続まわりへの対応を分けて記録し、水を流す確認まで行いました。

株式会社ソウアでは、現場で確認できたことをもとに、清掃内容と確認が必要な点を整理してご案内します。店舗や事務所の水まわりで気になることがあれば、場所・タイミング・これまでのお手入れを添えてご相談ください。

清掃業務のご案内:https://soua-tatemono.com/others/

参考:TOTO「排水口(キッチン)のお手入れ」(設備ごとのお手入れ方法の確認)
https://jp.toto.com/support/maintenance/kitchen/drain/drain/

養生も、仕上がりを支える仕事。

~改修現場の写真から見る、作業前のひと手間~

工事や清掃の写真を見るとき、きれいになった壁や床に目が向きがちです。その手前にある、透明なシートやテープにも注目してみてください。
作業する部分のすぐ隣には、汚したくない壁や、保護したい設備があります。周囲をどう扱うかを考えることも、仕上がりにつながる準備の一つです。


今回は、改修現場で共有された階段まわりの写真から「養生」を紹介します。
壁面、照明、手すりと、覆われている場所を順に見ていくと、ひとくちに養生といっても、場所の形に合わせて準備していることが分かります。
共有された作業記録をもとに、改修後の美装・清掃にも関わる株式会社ソウアの立場から、建物を整える仕事の手前にある準備に目を向けます。

■ 養生は「ここを作業する」「ここを守る」を分ける準備

建物の中には、タイル、塗装面、金属、照明器具など、性質の違うものが隣り合っています。一つの面で作業をするときも、その周囲まで同じように触れたり、同じ材料を付けたりしてよいわけではありません。作業に伴う汚れや接触から周囲を保護するために、シートやテープなどで必要な部分を覆う準備が養生です。


見るポイントは、覆った広さだけではありません。「作業する面との境目はどこか」「端や角はどうなっているか」「近くの設備はどんな形をしているか」。この三つを意識すると、普段は背景に見えるシートにも意味が見えてきます。
使う材料や覆う範囲は、作業の内容と保護する相手に合わせて考える必要があります。


壁面のシートと、その端を留めるテープ。窓や壁際の境目に注目します。

■ 壁面を覆うシートと、窓まわりの境目

一枚目の写真では、階段の壁面に透明なシートが広がり、窓の周囲や壁際に緑色のテープが見えます。シート越しにタイルの模様が見えるため、壁そのものと、その手前にある保護用の面を見分けられます。

広い面を覆うシートと、その端を留める部分は、セットで見たいところです。面だけを見ていると分かりにくい養生の範囲も、窓の縁や壁の角へ視線を移すと捉えやすくなります。
記事内の図解では、この「面を覆う部分」と「境目を留める部分」を示しています。

今回の写真から確認できるのは、シートとテープが配置されている状態です。写真に写らない箇所まで覆われているか、何をどの程度防げる仕様かまでは読み取れません。養生の全体を確認するときは、写真の印象だけで判断せず、作業範囲と照らし合わせることが大切です。

頭上の照明と壁面の上端。作業する面の近くにある設備も見ます。

■ 壁だけでなく、頭上の照明にも目を向ける

二枚目では、壁面に加えて、頭上の照明を覆う透明な材料とテープが写っています。
壁を見ているだけでは見落としやすい設備も、視線を上げることで確認できます。

建物の管理側から作業を依頼するときは、「壁の作業」とひとまとめにせず、近くにどんな設備があるかを伝えると、準備の相談が具体的になります。照明のほかにも、スイッチや案内表示など、作業場所の近くにあるものを整理しておくとよいでしょう。

照明まわりの扱いは、器具の仕様や作業中の使用条件によって異なります。この写真を、そのまま別の照明に使える養生方法の手本とすることはできません。写真で見える工夫を知ることと、実際の施工方法を決めることは、分けて考えたいところです。

手すりに沿う保護材。細長い部分から、支柱の付近まで追います。

■手すりは「面」ではなく「形」に沿って見る

三枚目の写真には、手すりに沿う透明な保護材が写っています。壁のように広く平らな面とは違い、細長い部分や支柱が接する部分を持つ設備では、養生の見え方も変わります。

図解では、手すりに沿っている部分と、支柱の付近へ視線を誘導しています。
写真を見るときは、一か所を覆っていることだけでなく、続く部分がどうなっているかを追ってみると、準備の細かさが伝わります。

階段は人が移動する場所でもあります。工事中にどこを通れるか、どの設備を使えるかは、現場の案内や管理者の指示に従って確認する必要があります。保護材が写っていることだけをもって、通行できる状態と判断することはできません。

■ テープは、色だけで選ばない

養生の写真では緑色のテープが目立ちますが、色だけで製品の種類や使える場所を判断することはできません。貼る相手の材質、表面の状態、貼っておく期間、周囲の環境も確認したい条件です。

たとえば日東電工の床用養生テープの製品案内でも、貼る面の材質や期間、環境によっては、はがす際の表面の剥がれや、のり残りが起こり得ると説明されています。養生用と書かれていても、どの面にも同じように使えるとは限りません。製品ごとの用途と注意事項を確認することが基本です。
なお、今回の現場で使用されたテープの製品名は特定していません。参照した製品が、この現場で使われているという意味ではありません。

■ 作業を頼む前に、写真と一緒に伝えたいこと

養生や工事後の清掃について相談するときは、作業したい部分のアップだけでなく、周囲も入った写真があると状況を共有しやすくなります。窓や照明との位置関係、手すりや出入口まで写っていれば、作業する場所と、その近くにあるものを一緒に確認できます。

あわせて、建物を使いながらの作業か、利用しない時間帯に行うか、通行を確保する必要があるかを整理しておくと、工程を相談しやすくなります。見えている汚れだけでなく、「どの部分を使い続けたいか」も、現場の条件の一つです。

工事後に清掃を入れる場合は、工事と清掃の範囲、養生を外す工程との前後関係を、関係者の間で確認しておくことも大切です。養生を外す担当や設備を扱う担当が、清掃の担当と同じとは限りません。仕上げに入るタイミングを揃えることで、必要な範囲を具体的に相談できます。

■ 仕上がった面の手前にも、仕事がある

壁面を覆うシート、照明の周囲にあるテープ、手すりに沿った保護材。今回の三枚には、作業する場所のそばにあるものへ目を向けた準備が残っていました。完成後には見えなくなる部分にも、現場を整えるための仕事があります。

株式会社ソウアでは、建物の清掃や改修後の美装について、現場の状況と作業範囲を確認しながらご相談を承っています。工事後のお手入れが気になるときは、現況写真と、清掃したい場所・時期を添えてお知らせください。

清掃の対応内容:https://soua-tatemono.com/others/

お問い合わせ:https://soua-tatemono.com/inquiry/

参考:日東電工「養生用テープ(床用)No.395N」製品案内・使用上の注意 https://www.nitto.com/jp/ja/products/maskingtape/curing001/

掲載写真:改修現場の共有記録。写真の養生施工を、当社の施工実績として紹介するものではありません。    

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皆さん、こんにちは!

先日弊社では社員旅行で、石垣島へ行ってきました。

関西国際空港を出発し、川平湾のグラスボート、クラブメッド・カビラでの滞在、シュノーケリング、鍾乳洞、島内観光へ。海だけに絞らず、場所ごとに違う表情を見られる3日間でした。

この記事では、旅程に沿って旅行の様子をお届けします。

 

【1日目】関空から石垣へ。川平湾の景色を水上と水中から

初日は関西国際空港から石垣空港へ向かいました。

普段の仕事で訪れる現場とは離れた場所へ、社員旅行のスタートです。

石垣島に到着してから向かったのは川平湾。ここではグラスボートに乗りました。

船から眺める海は、岸から見る景色とはまた違います。

船首の先に広がる水面や島影を眺めながら進み、足元のガラス越しには海の中も見られました。

写真には、船の周囲に広がる青い海と、ガラスの下に見えるサンゴや魚の姿が残っています。

川平湾という一つの場所でも、目線を上げれば湾の広がりが、目線を下げれば水中の様子が見える。

グラスボートならではの二つの見方が印象に残る場面でした。

その後はクラブメッド・カビラで過ごしました。

夕食の後は卓球やスカッシュをして体を動かしたり、綺麗な星空を観たり、楽しい時間となりました。

 

【2日目】シュノーケリング、鍾乳洞、石垣市街地へ

2日目はシュノーケリングから始まりました。

水上から眺めた前日の海とは違い、この日は水の中の景色を近くから見る時間でした。

海の後は石垣島鍾乳洞へ。屋外の明るい海から洞内へ移ると、見える色も形も大きく変わります。

海では広がりのある景色を、鍾乳洞では岩の細かな凹凸を眺める。

二つの場所を一日で訪れたからこそ、石垣島の自然の見え方の違いがよく分かります。

その後は石垣市街地も楽しみました。

2日目は海、洞窟、街と、見るものが次々に変わる旅程でした。

 

 

 

【3日目】やいま村などを観光し、街歩きとお土産選び

最終日はやいま村などを観光しました。

あわせて市街地を散策し、お土産を選んで、石垣島での3日間を締めくくりました。

初日に海へ、二日目に海中と鍾乳洞へ、そして最終日に島内を歩くという順番で振り返ると、

同じ島の中でも毎日違う時間を過ごし、景色を堪能出来て貴重な体験ができました。

 

今年の社員旅行も貴重な体験ができ、充実したものになりました。

旅行で感じた気持ちを忘れず、これからもお客様への最高のサービスという形で還元してまいります。

引き続き、株式会社ソウアをよろしくお願いいたします!

 

 

こんにちは、株式会社ソウアです。

大規模修繕の現場では、外壁の汚れを落としたあとの仕上がりも、建物の印象を左右します。「タイルのくすみは洗浄でどこまで変わるのか」「どんな方法で洗えばよいのか」。こうした疑問に、まずは実際の外壁で小さく試し、仕上がりを確かめます。

今回は、新大阪にある某オフィスビルの大規模修繕に関わる外壁洗浄テストを行いました。外壁用の専用洗剤を使ってタイルの一部を洗浄し、テスト箇所がきれいになることを確認できました。この記事では、そのときの写真とともに、本施工に向けた事前テストの意味をお伝えします。

今回ご紹介するのは、外壁全体の施工完了写真ではありません。限られた範囲で、洗浄方法と仕上がりを確かめた現場の記録です。

■同じ外壁でも、表面や形状を見てから考える

現場の写真には、横長のタイルと、縦方向に張られたタイルが写っています。平らな面が続くだけではなく、タイルの向きが切り替わる部分や、出入りのある形状もあります。外壁を見るときは、面積だけでなく、こうした形を押さえることが大切です。

また、広い面と、タイルの縁や段差の近くでは、道具の当たり方が変わります。表面に見える汚れも、すべて同じ原因とは限りません。写真だけで「これはこの汚れ」と決めつけず、現物と洗浄したときの変化を見ながら判断します。

大規模な外壁の作業でも、出発点は目の前の一枚のタイルです。どこに汚れが残るのか、どの部分に手作業が必要なのか。小さな範囲で具体的に確認することが、広い範囲の作業を考える材料になります。

■専用洗剤を使い、塗布と手作業でテスト

今回の写真では、洗剤を準備している場面、刷毛で外壁に塗布している場面、パッドでタイルの表面を擦っている場面が確認できます。実際の外壁に洗剤を使い、手作業を組み合わせて、汚れの落ち方を確かめました。

しかし「専用洗剤なら、どの外壁でも同じように使える」というわけではありません。外壁材の種類、表面の仕上げ、汚れの状態に合わせて、使う洗剤や道具を考える必要があります。製品の使用条件を確認し、実際のタイルで汚れの落ち方を確かめながら進めます。

また、汚れを落とそうとして、強く擦ればよいとも限りません。タイルの表面や目地、周囲の部材の状態を見ながら、無理のない方法を選びます。洗剤を塗布する作業と、パッドを当てる作業を分けて見ると、テストの進め方も伝わりやすくなります。

■テスト箇所がきれいに。結果を本施工の判断材料にする

洗浄テストを行った部分では、汚れが落ち、タイルの見た目がきれいになりました。大きな現場の一部であっても、実際の仕上がりを確認できると、その先の作業を具体的に考えやすくなります。

ここで大切なのは、「一部で落ちたから、外壁全体も必ず同じ結果になる」と広げすぎないことです。建物の面ごとに、汚れ方や雨の当たり方、タイルの状態が異なる場合があります。今回の結果は、今回試した箇所で得られた結果として扱います。

写真を共有するときにも、テストした範囲と、まだ手を付けていない範囲を分けて説明すると、仕上がりの認識を合わせやすくなります。タイルが濡れている状態や撮影時の光によっても印象は変わるため、必要に応じて乾いた状態での見え方も確認します。

準備、塗布、手作業、仕上がりの写真を残しておくことで、結果だけでなく、どのように試したかも共有できます。本施工の打ち合わせでも、実際の外壁の写真があると、対象となるタイルや作業箇所を具体的に示しやすくなります。

■大規模修繕の中で、洗浄が担う役割

大規模修繕には、さまざまな工程があります。その中で外壁洗浄が担うのは、汚れを取り除き、外壁の美観を整えることです。洗浄で見た目が変わる部分と、別の補修が必要な部分を混同しないことも大切になります。

汚れが落ちたことと、タイルのひび割れや浮き、目地・シーリングの不具合が直ったことは別です。洗浄の結果を整理し、補修が必要な部分は修繕の担当工程へつなげます。

本施工を考える際には、仕上がりだけでなく、作業範囲、手作業が必要な場所、作業場所へのアクセス、周囲の設備や通行への配慮、養生や洗浄水の扱いなども検討します。今回のテストは、そのための現場情報を集める一歩です。全面施工の方法や工程は、対象範囲の状態と現場条件を踏まえて決めていきます。

■外壁洗浄をご相談いただくときに

「外壁がくすんできた」「修繕工事に合わせてタイルをきれいにしたい」とお考えの際は、建物全体が分かる写真と、気になる箇所の近い写真があると、最初の相談が進めやすくなります。

所在地、洗浄したい範囲、作業を希望する時期に加えて、外壁材が分かる資料や、足場の有無など、把握している情報をお知らせください。分からないことを無理に決めていただく必要はありません。写真で判断できない部分は、現地の状態を確認しながら整理します。

ソウアでは、建物の清掃について、汚れと素材、現場の条件を踏まえて対応方法を検討しています。高所を含む清掃の業務については「その他清掃業務」のページもご覧ください。

その他清掃業務

今回の新大阪の現場でも、まずは一部で洗浄を試し、きれいになることを確認できました。小さなテストで得られた結果を、次の作業にきちんとつなげる。そんな外壁洗浄の現場を、これからもお届けしていきます。

 

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洗面所の壁クロスが剥がれたら

~タオルを掛けていた場所の部分補修事例~

洗面所で、毎日のように目にする壁。長年タオルを掛けていた場所のクロスが剥がれ、周囲と色の違う白い部分が見えるようになっていました。

「汚れなら拭けば取れそう」と思うかもしれませんが、今回は表面そのものが傷んでいたため、清掃ではなく補修を行いました。 株式会社ソウアは建物の清掃に加え、壁などの補修作業にも対応しています。今回は実際の写真を使い、補修前にどのような状態だったか、作業中に何をしているか、補修後にどう見えるかを順にご紹介します。

■ 長年タオルを掛けていた洗面所の壁 今回ご相談いただいたのは、洗面所でタオルを掛けていた場所の壁クロスです。

長く使う中で表面が一部剥がれ、周囲の落ち着いた色に対して白い部分が点々と見えていました。大きく破れた一枚のクロスを張り替える話ではなく、日々使う場所にできた部分的な傷みです。

補修前。

タオルを掛けていた場所のクロス表面が剥がれ、白い部分が見えています。作業に備えて周囲を養生した状態です。 洗面所は身支度のたびに立つ場所です。傷みの範囲が小さくても、目の高さに近い壁で色の違いが出ると気になりやすくなります。だからこそ「壁全体をどうするか」だけでなく、「まず、この部分を整えられるか」という相談にも意味があります。長年タオルを掛けていた壁ですが、剥がれを生んだ原因まで写真だけで決めることはできません。見た目の変化と使い方を確認しながら、必要な作業を考えます。

■ 汚れを落とす清掃と、傷んだ表面を整える補修は違う 壁に白い跡が見えると、拭き掃除で消せないか試したくなるかもしれません。ところが、この事例で見えていたのは汚れの付着ではなく、クロス表面の剥がれです。表面が失われた箇所は、拭いても元の色や質感には戻りません。強くこすれば、周囲の傷んでいない部分まで傷める可能性もあります。 まず見分けたいのは、壁の上に付いたものなのか、壁材そのものに変化が起きているのかという点です。たとえば汚れなら清掃を考えます。一方で、めくれや剥がれがあれば補修や張り替えを検討します。見た目が似ていても、対応は同じではありません。ソウアが清掃だけでなく補修の相談も受けているのは、こうした違いに合わせて作業を考えるためです。

■ 周囲を養生し、剥がれた部分を筆で補修 作業中の写真では、壁の下や隣り合う面を養生し、小さな筆で傷んだ箇所に塗料をのせている様子が分かります。洗面所には壁以外の設備や仕上げもあるため、補修する場所の周囲を保護して作業しています。今回お見せしているのは部分補修であり、壁一面のクロスを張り替えた事例ではありません。

作業中。

周囲を養生したうえで、筆を使って剥がれた箇所に塗料をのせています。 部分的な作業では、傷んだ箇所だけを見て終わりにせず、周囲の壁との見え方も大切です。色が付けば必ず元どおりに見える、というものではありません。クロスの柄や凹凸、剥がれ方、光の当たり方によって、仕上がりの見え方は変わります。今回使った材料は塗料です。クロス全体を張り替えるのではなく、見えていた傷みを部分的に整えました。

■ 補修後は白い剥がれが目立ちにくい状態に 補修後の写真では、作業前に白く見えていた部分が周囲になじみ、目立ちにくくなっています。一方、写真には養生テープが残っています。これは作業後に撮影した状態を示す写真で、養生を外した後や乾燥後の見え方まで保証するものではありません。

補修後。

作業前に白く見えていた剥がれが、写真では目立ちにくくなっています。養生テープは撮影時点で残っています。 補修前・作業中・補修後を並べると、どの部分を整えたのかが分かりやすくなります。仕上がりを判断する際は、写真で変化を見ながらも、壁の近くと少し離れた位置の両方で確認することが大切です。小さな補修でも、元のクロスと全く同じ見え方になるとは限りません。近くで見ると質感の差が残る場合もあるため、どこまで目立たなくしたいかを相談しておくことが大切です。

■ 部分補修か、張り替えか。相談するときに伝えたいこと 壁の傷みを見つけたとき、すぐに「全部張り替えるしかない」と決める必要はありません。今回のように一部を整える選択肢もあります。ただし、どの方法が合うかは、剥がれの広さや深さ、周辺のクロスの状態、どこまで見た目をそろえたいかによって変わります。広い範囲に剥がれが続く場合と、小さな一点だけが気になる場合では、検討する内容も異なります。 相談の際には、壁全体が分かる写真と、傷んだ部分の近くで撮った写真があると状態を伝えやすくなります。加えて、いつごろから気になっているか、普段その場所をどう使っているか、部分的に整えたいのか見た目を広くそろえたいのかを教えてください。写真だけでは判断できない点があれば、現場の状態を確認したうえで対応を相談します。

■ 清掃だけでなく、壁の補修もソウアへ 日常清掃や定期清掃で建物をきれいに保っていても、使い続ける中で壁のような内装に傷みが出ることはあります。汚れを落とすことと、傷んだ部分を整えることは別の作業です。今回の洗面所では、剥がれたクロス表面を塗料で部分補修しました。 「いつも使う洗面所の壁が気になる」「清掃では直らない小さな傷みを相談したい」という場合は、状態が分かる写真とともに株式会社ソウアへお知らせください。清掃に加え、壁の補修や内装についても、現場の状態に合わせてご案内します。

関連サービス:株式会社ソウア「リフォーム・リノベーション」

https://soua-tatemono.com/reform/  

 

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雨の日が続くと、室内の湿気が気になります。

床や水まわりは普段から掃除していても、天井の変化には気づきにくいものです。

 

今回は、ある医療施設の院内で行った天井のカビ取り作業をご紹介します。

写真は実際の現場と作業中の様子です。

■ 普段は目が届きにくい、天井や空調まわり

今回作業したのは、空調の吹き出し口付近を含む天井です。

作業中の写真には、クロスで天井面を拭き取っている様子が写っています。

天井は高い位置にあり、日常清掃の中では手をかけにくい場所です。

床や洗面台など、目につきやすいところに加えて、ときどき上を見て状態を確認することも大切です。

   

■ 雨が続く時期は、湿気と水分の入り方にも目を向ける

カビを考えるうえで、湿気や水分は確認したいポイントです。

室内の湿度だけでなく、冷えた面に生じる結露や、水漏れなどが関係することもあります。

ただし、雨が多いからといって、それだけで発生原因が決まるわけではありません。

今回の写真からも原因を断定せず、清掃とあわせて周囲の状態に目を向けることが大切だと考えています。    

 

■ 天井のカビで確認したい3つのこと

① 室内の湿気

湿気がこもっていないか、空気の流れはどうか。施設の運用に合わせて室内環境を確認します。

 

② 結露や水漏れ

天井や空調まわりに水滴、濡れ、染みなどの変化がないかを確認します。水分の供給が続いている場合は、清掃だけでなく設備側の確認が必要になることもあります。

 

③ 清掃後の状態

同じ場所に再び変化が出ていないか、継続して見ていくことも大切です。気づいた場所と時期を記録しておくと、次の確認にも役立ちます。

   

■ 手が届きにくい場所の清掃も、ご相談ください

「天井の汚れが気になる」「空調まわりを一度見てほしい」など、日常清掃では対応しにくい場所もあります。

株式会社ソウアでは、こうした清掃のご相談を承っています。気になる箇所の写真や状況をお知らせください。

現場の状態を確認し、対応内容をご相談させていただきます。  

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トイレ清掃で見つかった水漏れ。きれいにする作業を、設備の手入れにつなげる。

トイレの清掃では、便器や床の汚れに目が向きます。けれども、現場で手を動かしていると、汚れとは別の問題に気づくこともあります。

今回、ソウアが店舗のトイレ徹底清掃と小便器の排水管清掃を行った際に見つけたのは、手洗い場の水漏れと、配管の錆による劣化でした。

■清掃中に確認した、手洗い場の二つの不具合

一つは、手洗い場のS字トラップのパッキンが弱くなり、水が漏れていたことです。S字トラップは、手洗い場の下にある曲がった排水管の部分。その接続部分のパッキンについて、交換を推奨する内容でご報告しました。

もう一つは、別の手洗い場で、配管に錆による劣化が見られたことです。こちらも設備業者による確認と、配管の交換をご検討いただくようお伝えしました。

今回は、実際に水漏れを確認した箇所と、錆による劣化を確認した箇所を分けて報告しています。「どこで、何が起きているか」が伝わることが、次の対応につながります。

■清掃の報告を、修繕の判断につなげる

作業写真とあわせて不具合をご報告したところ、管理側のご担当者様から、設備業者を手配し、確認・交換を進めるとのお返事をいただきました。

今回ソウアが行ったのは、トイレと排水管の清掃、不具合の報告、交換のご提案までです。設備の交換が完了したかどうかは、別途確認する必要があります。

汚れが落ちて見た目が整っても、パッキンや配管の劣化が直ったことにはなりません。清掃で対応したことと、設備の確認・修繕が必要なことを分けてお伝えするようにしています。

■清掃後の状態も、営業の中で確認していただく

今回の清掃は、トイレの臭い対策として、汚れや尿石への対応と排水管清掃をあわせて行ったものです。

ご担当者様には、清掃後の臭いの状況についても、通常営業の中でご確認いただくようお願いしました。水漏れや配管の劣化が、今回の臭いの原因だったと特定したわけではありません。清掃した箇所、見つかった設備の問題、その後の使用状況を、それぞれ確認していきます。

■現場で気づいたことを、管理する方へ届ける

日々店舗を運営していると、手洗い場の下や排水まわりをじっくり見る機会は多くないかもしれません。

清掃の機会に見つかったことを具体的にお伝えできれば、管理する方が次の対応を判断する材料になります。今回も、清掃中の気づきが、設備業者による確認・交換の手配につながりました。

ソウアでは、清掃作業に加えて、現場で気づいた不具合もご報告しています。店舗や施設のトイレ清掃で気になることがあれば、場所や症状をお知らせください。清掃で対応する範囲を確認し、必要に応じて設備側の確認をご提案します。

ぜひ、ソウアまでご相談下さい。

 

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ワックスは、床を光らせるためだけのものではありません。洗浄と剥離で考える、きれいの維持

こんにちは、ソウアの工事事情へようこそ。

「定期的に清掃しているのに、床の黒ずみが変わらない」「ワックスを塗っているから、床はきれいなはず」。店舗や施設の床を管理するとき、見た目のツヤだけでは分からないことがあります。

今回は、ソウアの現場で実際に経験したことをもとに、ワックスの役割と、洗浄・剥離の使い分けをお伝えします。まずお伝えしたいのは、ワックスは単に床を光らせるためではなく、床を守り、良い状態を維持するためのものだということです。

■丁寧に洗っても、見た目が変わらなかった理由

以前、汚れが残った状態の床に、ワックスが塗り重ねられている現場がありました。表面をいくら丁寧に洗浄しても、見た目が思うように変わらない。お客様にその理由をご説明するのに苦労した経験があります。

表面についている汚れと、ワックスの膜の中に取り込まれた汚れは、同じようには落とせません。膜の内側に残った汚れは、表面を洗うだけでは取り除けない場合があるからです。

このようなとき、「もっと強くこすればよい」「さらにワックスを塗ればよい」とは限りません。汚れがどこにあるのか、今の皮膜がどのような状態なのかを確認し、古いワックスごと取り除く剥離が必要かを考えます。もちろん、見た目の変化には床材自体の傷みや変色が関係する場合もあるため、剥離すれば必ず元どおりになるとお約束するものではありません。

■ワックスの本来の役割は「床を守ること」

ソウアでは、お客様に「ワックスは、床を維持するための保護剤です」とお伝えしています。ツヤは仕上がりの一つの要素ですが、それだけを目的に重ね続けるものではありません。

厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」でも、塩化ビニールタイルなどの弾性床材について、汚れを取り除いたうえで、汚れや傷みから建材を守るためにワックスがけを行うと説明されています[1]。

また、清掃分野ではワックスを含む「床維持剤」という言葉が使われます。厚生労働省の通知では、洗剤や床維持剤は床仕上材などの特性に適合したものを使用するよう示されています[2]。床なら何でも同じ製品を塗ればよい、ということではないのです。

■「洗浄+ワックス」と「剥離」は別の作業

ワックスで管理している床では、ソウアは基本的に「洗浄+ワックス」での維持をご提案しています。表面の汚れを落とし、洗浄後の処理と乾燥を行ったうえで、床の状態に合った保護膜を整えていく考え方です。

メーカーのリンレイも、ワックスを塗る前に汚れや油分を除去し、汚水回収・水拭き・乾燥を行う手順を案内しています[3]。大切なのは、汚れが残った状態で塗り重ねないこと。「塗る作業」だけでなく、その前の洗浄から仕上がりを考えます。

一方、剥離は、古いワックスの皮膜を取り除いてから仕上げを整え直す作業です。通常の表面洗浄と同じ内容ではありません。毎回一律に剥離するのでも、いつまでも塗り重ね続けるのでもなく、両方を組み合わせて維持します。

■剥離は何年に一度? ソウアが提案している目安

ソウアでは、通常のワックス管理床については、2年に1回を目安に古いワックスを剥がすことをご提案しています。定期的に皮膜の状態を見直すことが、きれいな床を維持するための大切なポイントだと考えています。

ただし、これは一律の決まりやメーカー共通の基準ではなく、ソウアの現場経験に基づく提案目安です。

たとえば、汚れの激しい飲食店では年1回を目安に剥離をご提案します。一方、土足で使わず、汚れの持ち込みが少ない場所なら、状態を見ながら剥離の間隔を延ばすこともあります。「前回から何年たったか」だけでなく、利用状況、汚れ方、日頃のお手入れ、皮膜の状態を合わせて判断します。

必要以上の作業を増やすのではなく、その床に合った時期に、必要な手入れをする。それが、見た目と維持管理の両方を考えた清掃です。

■すべての床にワックスを塗るわけではありません

ソウアの現場では、セラミックタイルや石の床など、主に洗浄で管理する床もあります。ただし、同じ「石床」でも材質や表面仕上げはさまざまです。名称だけでワックスの要否を決めることはできません。

床材メーカーのシンコールも、製品ごとのお手入れ方法や、ワックスを塗る前の洗浄・乾燥の注意点を案内しています[4]。床材・表面加工・既存の仕上げを確認し、その床に合った管理方法を選ぶことが大切です。

■床の清掃を相談するときに、教えていただきたいこと

「いつもワックスを頼んでいるから、今回も同じで」と決める前に、気になる黒ずみや汚れがあればお知らせください。

ご相談の際は、床全体と気になる部分の写真、分かれば床材の種類、前回の洗浄や剥離の時期、土足で使う場所かどうか、作業できる時間帯をお伝えいただけると、確認が進めやすくなります。過去の施工内容が分からなくても、まずは現状からご相談いただけます。

床をきれいに維持するためには、「汚れを落とす」「保護する」「古い皮膜を見直す」という役割を分けて考えることが大切です。ソウアでは、床の状態や使われ方を確認し、洗浄・ワックス・剥離を組み合わせた維持管理をご提案します。店舗・施設の床でお困りの際は、お気軽にご相談ください。

【参考資料】

[1]厚生労働省 job tag「ビル清掃」

https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/097

[2]厚生労働省「建築物における衛生的環境の維持管理について」

https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tb3778&dataType=1

[3]リンレイ「店舗用フロアーワックス」

https://www.rinrei.co.jp/home_care/pro/01/floor_wax.html

[4]シンコール「床材のお手入れ」

https://sincol-group.jp/maintenance/floor_covering/

※剥離周期はソウアの提案目安であり、すべての床に共通する基準ではありません。具体的な作業方法・使用製品は、床材の仕様や現場の状態に応じて判断します。  

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こんにちは、ソウアの工事事情へようこそ。

建物や店舗を管理されている方から、こんなご相談をいただくことがあります。

「毎日きちんと掃除している。それなのに数日でまた臭ってくる」
「洗剤も変えてみた。ブラシでも磨いた。それでも取れない」

掃除の回数を増やしても、洗剤を強くしても改善しない。担当された方ほど「自分のやり方が悪いのか」と悩まれます。

ですが現場に伺うと、原因は掃除の質ではないことがほとんどです。臭いの発生源が、掃除できる場所になかった。それだけのことなのです。

■ 臭っているのは、尿ではありません

まず押さえておきたいのは、アンモニア臭の出どころです。

排泄されたばかりの尿は、ほとんど臭いません。臭いを生んでいるのは尿そのものではなく、そこに含まれる尿素を分解する細菌です。

細菌が持つウレアーゼという酵素が尿素を分解すると、アンモニアが発生します。あの刺すような臭いは、この分解によって後から生まれたものです。

そしてアンモニアが出ると、その場所はアルカリ性に傾きます。pHが8.0から8.5を超えたあたりで、尿の中に溶けていたカルシウムが溶けていられなくなり、固形物に変わります。これが尿石です。

つまり尿石とは、細菌が働いた結果として残された「証拠」のようなものです。

■ 尿石はスポンジと同じ構造をしています

ここが、この記事でいちばんお伝えしたい部分です。

尿石は、見た目こそ硬い石のようですが、中身は多孔質です。無数の細かい穴が空いた、スポンジに近い構造をしています。

この穴の中に、有機物と細菌が入り込んで棲みつきます。そして棲みついた細菌がまた尿素を分解し、アンモニアを出し、新しい尿石を育てていきます。

尿石ができる。その中で細菌が増える。細菌がさらに尿石をつくる。この循環が回り始めると、表面をいくら磨いても止まりません。

「掃除しても数日で臭いが戻る」の正体はこれです。拭き取れているのは表面だけで、臭いを出している本体は穴の奥に残ったままなのです。

■ 臭いの発生源は、3か所に分かれています

現場を見ていくと、尿石が溜まる場所はおおむね3つに整理できます。

ひとつめは便器そのもの。フチ裏、小便器の内側、便座の裏側です。ここは目に見えるので、掃除の手も届きます。

ふたつめが配管とトラップの中です。小便器のトラップカートリッジを外して洗われている現場は少なくありません。それでも臭いが残る場合、その先の排水ソケットや配管内部に尿石が付いていることがあります。ここは分解しなければ手が届きません。

弊社がご相談を受けた店舗でも、店舗スタッフの方がすでにカートリッジを抜いて清掃されていたにもかかわらず、臭いが消えないというケースがありました。原因は、その奥に残っていた尿石でした。

そして三つめが、床材と壁材の内部です。

■ 飛沫は、便器の外へ50センチ以上飛んでいます

立って排尿する場合、尿の飛沫は便器の外へ最大50センチ以上飛ぶといわれています。

飛んだ先は、床と壁です。そこに継ぎ目があれば、尿は少しずつ内側へ入り込んでいきます。

床の仕上げによって、しみ込み方は変わります。長尺シートのような床材であれば、シートの継ぎ目から下へ入っていきます。

そして、より手強いのはタイル張りの床のほうです。目地が水を吸い、その下へ通り抜けていきます。タイルの下には下地のモルタルがありますが、ここまで染み込んでしまうことがあります。

こうなると、床の表面をどれだけ磨いても臭いは取れません。発生源が床材そのものではなく、その下にあるからです。

壁も同じで、タイルであれば洗浄で戻せますが、壁紙まで染みている場合は貼り替えの検討が必要になります。

■ 法令が求めているのは「日常清掃を行わない箇所」の点検

建築物衛生法では、特定建築物の清掃について、日常清掃に加えて、6ヶ月以内ごとに1回、日常清掃を行わない箇所の汚れの状況を点検し、必要に応じて除じん・洗浄を行うことが定められています。

この「日常清掃を行わない箇所」という表現が、まさに今回の話と重なります。

毎日の清掃で触れているのは、便器の表面と床の表面です。トラップの内部、配管の中、床材の下は、日常清掃では触れられません。法令が半年に一度の点検を求めているのは、そういう場所があるからです。

■ 清掃で戻るものと、戻らないもの

私たちが現場を見るとき、いちばん先に判断するのは「これは清掃で戻るのか」という点です。

尿石であれば、多孔質の内部まで分解する必要があります。使うのは業務用の酸性洗剤ですが、大事なのは濃度と置き時間です。素材の状態を見ながら条件を合わせていきます。薄ければ落ちず、濃ければ便器や目地を傷めます。

そのうえで、消毒の工程が入ります。ここで必ずお伝えしているのは、酸性の洗剤と塩素系の洗剤を混ぜてはならないということです。有毒なガスが発生します。工程を分ける場合は、間に完全な水洗いを挟む必要があります。市販品での作業でも同じですので、この点だけは徹底してください。

ここで、はっきりお伝えしておきたいことがあります。

実際のところ、ほとんどの現場は徹底清掃で改善します。「もう張り替えるしかないのでは」とご相談をいただいた現場でも、尿石を根元から取り除けば臭いは止まります。長く悩まれていた場所ほど、変化を実感していただけることが多いです。

張り替えを検討するのは、その徹底清掃を行っても、なお臭いが残った場合です。そこまでやって改善しないのであれば、発生源は床材の下にあると考えられます。とくにタイル張りで、下地のモルタルまで達している場合は、清掃では手が届きません。

順番が大切です。まず徹底清掃を行う。それで改善しなければ、内装工事の範囲を検討する。この順序を踏まずに工事から入ってしまうと、本来必要のない費用が発生します。

■ ソウアにできること

弊社では、トイレの尿石除去、床や壁の洗浄、排水管の清掃まで承っております。

現地を拝見したうえで、清掃で改善が見込める箇所と、内装工事での対応が必要な箇所を切り分けてご報告しています。多くの場合はまず徹底清掃をご提案します。そのうえで改善しなかった場合に、次の手段をご相談する流れです。

清掃後の状態を保つために、日常清掃の手順をまとめてお渡しすることも可能です。

 

■ まとめ

・アンモニア臭は尿そのものではなく、細菌が尿素を分解して生まれる
・尿石は多孔質で、内部に細菌が棲みつき、さらに尿石を育てる悪循環になる
・表面を磨いても臭いが戻るのは、発生源が穴の奥に残っているため
・発生源は「便器」「配管とトラップの内部」「床材と壁材の内部」の3か所に分かれる
・飛沫は便器の外へ50センチ以上飛び、床や壁の継ぎ目から内部へ入り込む
・床のなかではタイル張りが手強く、目地から下地のモルタルまで達していることがある
・ただし、ほとんどの現場は徹底清掃で改善する。張り替えを考えるのは、それでも臭いが残った場合
・建築物衛生法は、日常清掃を行わない箇所を6ヶ月以内ごとに点検するよう定めている
・酸性洗剤と塩素系洗剤は絶対に混ぜない。工程を分ける場合は間に完全な水洗いを挟む

 

「掃除しているのに臭う」という状態が続いている場合は、一度ご相談ください。

こんにちは、ソウアの工事事情へようこそ。

建物を管理されている方から、9月になるとこんなご連絡をいただくことがあります。

「エアコンの正面から、水がボタボタ落ちてきた」
「天井にシミができている。上の階から漏れているのか」

エアコンから水が垂れてきたとき、多くの方は本体の故障を疑われます。ですが現場に伺うと、原因は本体ではなく、その先につながっている「ドレン配管」の詰まりであることがほとんどです。

■ エアコンは、動いている間ずっと水をつくっています

冷房運転中のエアコンは、室内の空気を冷やすと同時に、空気中の水分を結露させています。冷えたコップの表面に水滴がつくのと同じ原理です。

この結露水は本体の下にある「ドレンパン」という受け皿に落ち、そこから「ドレン配管」を通って屋外へ排出されます。1台のエアコンが1日に排出する水の量は、湿度の高い時期であればバケツ数杯分に達することもあります。

つまりエアコンは、冷房が動いている限り、休みなく水を流し続けている設備なのです。この排水の通り道が塞がれば、行き場を失った水は本体からあふれ出します。これが「正面からボタボタ」の正体です。

■ 詰まりの中身は、ホコリ・ぬめり、そして虫

では、何が配管を塞ぐのか。実際に現場で出てくるのは、主に次の3つです。

ひとつめはホコリです。フィルターを抜けた細かなホコリが結露水と一緒に流れ込み、配管の内側に堆積していきます。

ふたつめは水垢とぬめりです。ドレン配管の中は常に湿っていて、暗く、適度な温度が保たれています。微生物にとっては絶好の環境で、内壁にぬめり状の膜が育っていきます。これが厚みを増して、管の断面を少しずつ狭めていきます。

そして三つめ、意外に思われるかもしれませんが、虫です。ドレン配管の出口は屋外に開いています。そこから虫が入り込み、途中で動けなくなって詰まりの核になることがあります。

■ なぜ「9月」に多いのか

理由は単純で、夏のあいだフル稼働した直後だからです。

6月から8月にかけて、エアコンは連日にわたって結露水を流し続けます。ホコリもぬめりも、この期間に一気に育ちます。そして9月に入っても、冷房はまだ止まりません。

気象庁の統計によると、2025年9月の日本の平均気温は基準値(1991〜2020年平均)を+2.49℃上回り、1898年の統計開始以降で3番目に高い9月となりました。とくに西日本では月平均気温の偏差が+3.4℃に達し、1946年の統計開始以降で歴代1位の高温を記録しています。

夏のあいだに溜まりきった状態で、なお冷房を使い続ける。9月は、ドレン配管にとって一年でもっとも負荷のかかる月なのです。

■ 実は、点検は法令で定められています

ドレンまわりの点検は、任意の管理項目ではありません。

建築物における衛生的環境の確保に関する法律(建築物衛生法)に基づく建築物環境衛生管理基準では、空気調和設備内に設けられた排水受け(ドレンパン)について、使用開始時および使用期間中は1ヶ月以内ごとに1回、汚れと閉塞の状況を点検し、必要に応じて清掃等を行うことが定められています。

また、労働安全衛生法に基づく事務所衛生基準規則でも、同様に「使用開始時および使用を開始した後、1月以内ごとに1回、定期に、汚れ及び閉塞の状況を点検し、必要に応じ、その清掃等を行わなければならない」と規定されています。

いずれも、ゴミ等による閉塞を防ぐことに加えて、カビや細菌による室内空気の汚染を防ぐことが目的です。ドレンパンに水が滞留すれば、そこは微生物の温床になります。エアコンは、その真上から風を送り出す設備です。

■ 詰まってからでは、被害が水漏れだけで済まないことがあります

ドレンの詰まりが厄介なのは、あふれた水の行き先が読めないところです。

天井埋込型のエアコンであれば、水は天井裏に広がります。天井材にシミが出るころには、ボードが水を吸って傷んでいることも少なくありません。テナントビルであれば、階下のお店に被害が及ぶこともあります。弊社でも、階下への漏水をきっかけに排水設備の見直しをご相談いただいた例があります。

床材や什器が濡れれば、その補償の話にもなります。数千円の点検で防げたはずのものが、桁の違う金額に化けてしまう。これがドレン詰まりのこわいところです。

■ おすすめは「エアコン洗浄のついでに見てもらう」こと

とはいえ、ドレン配管だけのために業者を呼ぶのは現実的ではないかもしれません。

弊社が管理をお任せいただいている建物でおすすめしているのは、エアコンの洗浄を依頼されるタイミングで、あわせてドレンまわりも見てもらうという方法です。

エアコン洗浄では、どのみち本体を開けてドレンパンまで触れる状態になります。そのついでであれば、点検の手間はごくわずかです。年に一度のエアコン洗浄に組み込んでしまえば、負担を増やさずに詰まりの芽を摘めます。

■ ソウアにできること

弊社では、エアコンのフィルター洗浄・分解洗浄とあわせて、ドレンパンとドレン配管の点検・清掃を承っています。すでに詰まってしまっている場合の対応も可能です。

「毎年この時期に水が垂れる」「天井のシミが少しずつ広がっている」といった症状に心当たりがある場合は、被害が広がる前にご相談ください。

■ まとめ

・エアコンから水が垂れる原因は、本体の故障ではなくドレン配管の詰まりであることが多い
・詰まりの中身はホコリ・水垢(ぬめり)、そして屋外から入り込んだ虫
・9月は夏のフル稼働直後に冷房を使い続けるため、配管への負荷が一年で最も高い
・排水受け(ドレンパン)の点検は建築物衛生法・事務所衛生基準規則で1ヶ月以内ごとに1回と定められている
・エアコン洗浄を依頼するタイミングで、ドレンまわりもあわせて点検するのが効率的

ご相談はぜひソウアまで。

ご連絡、お待ちしております!!

 

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