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日常の業務や清掃に関わるお役立ち情報を書い
ていきます。

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こんにちは、株式会社ソウアです。

大規模修繕の現場では、外壁の汚れを落としたあとの仕上がりも、建物の印象を左右します。「タイルのくすみは洗浄でどこまで変わるのか」「どんな方法で洗えばよいのか」。こうした疑問に、まずは実際の外壁で小さく試し、仕上がりを確かめます。

今回は、新大阪にある某オフィスビルの大規模修繕に関わる外壁洗浄テストを行いました。外壁用の専用洗剤を使ってタイルの一部を洗浄し、テスト箇所がきれいになることを確認できました。この記事では、そのときの写真とともに、本施工に向けた事前テストの意味をお伝えします。

今回ご紹介するのは、外壁全体の施工完了写真ではありません。限られた範囲で、洗浄方法と仕上がりを確かめた現場の記録です。

■同じ外壁でも、表面や形状を見てから考える

現場の写真には、横長のタイルと、縦方向に張られたタイルが写っています。平らな面が続くだけではなく、タイルの向きが切り替わる部分や、出入りのある形状もあります。外壁を見るときは、面積だけでなく、こうした形を押さえることが大切です。

また、広い面と、タイルの縁や段差の近くでは、道具の当たり方が変わります。表面に見える汚れも、すべて同じ原因とは限りません。写真だけで「これはこの汚れ」と決めつけず、現物と洗浄したときの変化を見ながら判断します。

大規模な外壁の作業でも、出発点は目の前の一枚のタイルです。どこに汚れが残るのか、どの部分に手作業が必要なのか。小さな範囲で具体的に確認することが、広い範囲の作業を考える材料になります。

■専用洗剤を使い、塗布と手作業でテスト

今回の写真では、洗剤を準備している場面、刷毛で外壁に塗布している場面、パッドでタイルの表面を擦っている場面が確認できます。実際の外壁に洗剤を使い、手作業を組み合わせて、汚れの落ち方を確かめました。

しかし「専用洗剤なら、どの外壁でも同じように使える」というわけではありません。外壁材の種類、表面の仕上げ、汚れの状態に合わせて、使う洗剤や道具を考える必要があります。製品の使用条件を確認し、実際のタイルで汚れの落ち方を確かめながら進めます。

また、汚れを落とそうとして、強く擦ればよいとも限りません。タイルの表面や目地、周囲の部材の状態を見ながら、無理のない方法を選びます。洗剤を塗布する作業と、パッドを当てる作業を分けて見ると、テストの進め方も伝わりやすくなります。

■テスト箇所がきれいに。結果を本施工の判断材料にする

洗浄テストを行った部分では、汚れが落ち、タイルの見た目がきれいになりました。大きな現場の一部であっても、実際の仕上がりを確認できると、その先の作業を具体的に考えやすくなります。

ここで大切なのは、「一部で落ちたから、外壁全体も必ず同じ結果になる」と広げすぎないことです。建物の面ごとに、汚れ方や雨の当たり方、タイルの状態が異なる場合があります。今回の結果は、今回試した箇所で得られた結果として扱います。

写真を共有するときにも、テストした範囲と、まだ手を付けていない範囲を分けて説明すると、仕上がりの認識を合わせやすくなります。タイルが濡れている状態や撮影時の光によっても印象は変わるため、必要に応じて乾いた状態での見え方も確認します。

準備、塗布、手作業、仕上がりの写真を残しておくことで、結果だけでなく、どのように試したかも共有できます。本施工の打ち合わせでも、実際の外壁の写真があると、対象となるタイルや作業箇所を具体的に示しやすくなります。

■大規模修繕の中で、洗浄が担う役割

大規模修繕には、さまざまな工程があります。その中で外壁洗浄が担うのは、汚れを取り除き、外壁の美観を整えることです。洗浄で見た目が変わる部分と、別の補修が必要な部分を混同しないことも大切になります。

汚れが落ちたことと、タイルのひび割れや浮き、目地・シーリングの不具合が直ったことは別です。洗浄の結果を整理し、補修が必要な部分は修繕の担当工程へつなげます。

本施工を考える際には、仕上がりだけでなく、作業範囲、手作業が必要な場所、作業場所へのアクセス、周囲の設備や通行への配慮、養生や洗浄水の扱いなども検討します。今回のテストは、そのための現場情報を集める一歩です。全面施工の方法や工程は、対象範囲の状態と現場条件を踏まえて決めていきます。

■外壁洗浄をご相談いただくときに

「外壁がくすんできた」「修繕工事に合わせてタイルをきれいにしたい」とお考えの際は、建物全体が分かる写真と、気になる箇所の近い写真があると、最初の相談が進めやすくなります。

所在地、洗浄したい範囲、作業を希望する時期に加えて、外壁材が分かる資料や、足場の有無など、把握している情報をお知らせください。分からないことを無理に決めていただく必要はありません。写真で判断できない部分は、現地の状態を確認しながら整理します。

ソウアでは、建物の清掃について、汚れと素材、現場の条件を踏まえて対応方法を検討しています。高所を含む清掃の業務については「その他清掃業務」のページもご覧ください。

その他清掃業務

今回の新大阪の現場でも、まずは一部で洗浄を試し、きれいになることを確認できました。小さなテストで得られた結果を、次の作業にきちんとつなげる。そんな外壁洗浄の現場を、これからもお届けしていきます。

 

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洗面所の壁クロスが剥がれたら

~タオルを掛けていた場所の部分補修事例~

洗面所で、毎日のように目にする壁。長年タオルを掛けていた場所のクロスが剥がれ、周囲と色の違う白い部分が見えるようになっていました。

「汚れなら拭けば取れそう」と思うかもしれませんが、今回は表面そのものが傷んでいたため、清掃ではなく補修を行いました。 株式会社ソウアは建物の清掃に加え、壁などの補修作業にも対応しています。今回は実際の写真を使い、補修前にどのような状態だったか、作業中に何をしているか、補修後にどう見えるかを順にご紹介します。

■ 長年タオルを掛けていた洗面所の壁 今回ご相談いただいたのは、洗面所でタオルを掛けていた場所の壁クロスです。

長く使う中で表面が一部剥がれ、周囲の落ち着いた色に対して白い部分が点々と見えていました。大きく破れた一枚のクロスを張り替える話ではなく、日々使う場所にできた部分的な傷みです。

補修前。

タオルを掛けていた場所のクロス表面が剥がれ、白い部分が見えています。作業に備えて周囲を養生した状態です。 洗面所は身支度のたびに立つ場所です。傷みの範囲が小さくても、目の高さに近い壁で色の違いが出ると気になりやすくなります。だからこそ「壁全体をどうするか」だけでなく、「まず、この部分を整えられるか」という相談にも意味があります。長年タオルを掛けていた壁ですが、剥がれを生んだ原因まで写真だけで決めることはできません。見た目の変化と使い方を確認しながら、必要な作業を考えます。

■ 汚れを落とす清掃と、傷んだ表面を整える補修は違う 壁に白い跡が見えると、拭き掃除で消せないか試したくなるかもしれません。ところが、この事例で見えていたのは汚れの付着ではなく、クロス表面の剥がれです。表面が失われた箇所は、拭いても元の色や質感には戻りません。強くこすれば、周囲の傷んでいない部分まで傷める可能性もあります。 まず見分けたいのは、壁の上に付いたものなのか、壁材そのものに変化が起きているのかという点です。たとえば汚れなら清掃を考えます。一方で、めくれや剥がれがあれば補修や張り替えを検討します。見た目が似ていても、対応は同じではありません。ソウアが清掃だけでなく補修の相談も受けているのは、こうした違いに合わせて作業を考えるためです。

■ 周囲を養生し、剥がれた部分を筆で補修 作業中の写真では、壁の下や隣り合う面を養生し、小さな筆で傷んだ箇所に塗料をのせている様子が分かります。洗面所には壁以外の設備や仕上げもあるため、補修する場所の周囲を保護して作業しています。今回お見せしているのは部分補修であり、壁一面のクロスを張り替えた事例ではありません。

作業中。

周囲を養生したうえで、筆を使って剥がれた箇所に塗料をのせています。 部分的な作業では、傷んだ箇所だけを見て終わりにせず、周囲の壁との見え方も大切です。色が付けば必ず元どおりに見える、というものではありません。クロスの柄や凹凸、剥がれ方、光の当たり方によって、仕上がりの見え方は変わります。今回使った材料は塗料です。クロス全体を張り替えるのではなく、見えていた傷みを部分的に整えました。

■ 補修後は白い剥がれが目立ちにくい状態に 補修後の写真では、作業前に白く見えていた部分が周囲になじみ、目立ちにくくなっています。一方、写真には養生テープが残っています。これは作業後に撮影した状態を示す写真で、養生を外した後や乾燥後の見え方まで保証するものではありません。

補修後。

作業前に白く見えていた剥がれが、写真では目立ちにくくなっています。養生テープは撮影時点で残っています。 補修前・作業中・補修後を並べると、どの部分を整えたのかが分かりやすくなります。仕上がりを判断する際は、写真で変化を見ながらも、壁の近くと少し離れた位置の両方で確認することが大切です。小さな補修でも、元のクロスと全く同じ見え方になるとは限りません。近くで見ると質感の差が残る場合もあるため、どこまで目立たなくしたいかを相談しておくことが大切です。

■ 部分補修か、張り替えか。相談するときに伝えたいこと 壁の傷みを見つけたとき、すぐに「全部張り替えるしかない」と決める必要はありません。今回のように一部を整える選択肢もあります。ただし、どの方法が合うかは、剥がれの広さや深さ、周辺のクロスの状態、どこまで見た目をそろえたいかによって変わります。広い範囲に剥がれが続く場合と、小さな一点だけが気になる場合では、検討する内容も異なります。 相談の際には、壁全体が分かる写真と、傷んだ部分の近くで撮った写真があると状態を伝えやすくなります。加えて、いつごろから気になっているか、普段その場所をどう使っているか、部分的に整えたいのか見た目を広くそろえたいのかを教えてください。写真だけでは判断できない点があれば、現場の状態を確認したうえで対応を相談します。

■ 清掃だけでなく、壁の補修もソウアへ 日常清掃や定期清掃で建物をきれいに保っていても、使い続ける中で壁のような内装に傷みが出ることはあります。汚れを落とすことと、傷んだ部分を整えることは別の作業です。今回の洗面所では、剥がれたクロス表面を塗料で部分補修しました。 「いつも使う洗面所の壁が気になる」「清掃では直らない小さな傷みを相談したい」という場合は、状態が分かる写真とともに株式会社ソウアへお知らせください。清掃に加え、壁の補修や内装についても、現場の状態に合わせてご案内します。

関連サービス:株式会社ソウア「リフォーム・リノベーション」

https://soua-tatemono.com/reform/  

 

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雨の日が続くと、室内の湿気が気になります。

床や水まわりは普段から掃除していても、天井の変化には気づきにくいものです。

 

今回は、ある医療施設の院内で行った天井のカビ取り作業をご紹介します。

写真は実際の現場と作業中の様子です。

■ 普段は目が届きにくい、天井や空調まわり

今回作業したのは、空調の吹き出し口付近を含む天井です。

作業中の写真には、クロスで天井面を拭き取っている様子が写っています。

天井は高い位置にあり、日常清掃の中では手をかけにくい場所です。

床や洗面台など、目につきやすいところに加えて、ときどき上を見て状態を確認することも大切です。

   

■ 雨が続く時期は、湿気と水分の入り方にも目を向ける

カビを考えるうえで、湿気や水分は確認したいポイントです。

室内の湿度だけでなく、冷えた面に生じる結露や、水漏れなどが関係することもあります。

ただし、雨が多いからといって、それだけで発生原因が決まるわけではありません。

今回の写真からも原因を断定せず、清掃とあわせて周囲の状態に目を向けることが大切だと考えています。    

 

■ 天井のカビで確認したい3つのこと

① 室内の湿気

湿気がこもっていないか、空気の流れはどうか。施設の運用に合わせて室内環境を確認します。

 

② 結露や水漏れ

天井や空調まわりに水滴、濡れ、染みなどの変化がないかを確認します。水分の供給が続いている場合は、清掃だけでなく設備側の確認が必要になることもあります。

 

③ 清掃後の状態

同じ場所に再び変化が出ていないか、継続して見ていくことも大切です。気づいた場所と時期を記録しておくと、次の確認にも役立ちます。

   

■ 手が届きにくい場所の清掃も、ご相談ください

「天井の汚れが気になる」「空調まわりを一度見てほしい」など、日常清掃では対応しにくい場所もあります。

株式会社ソウアでは、こうした清掃のご相談を承っています。気になる箇所の写真や状況をお知らせください。

現場の状態を確認し、対応内容をご相談させていただきます。  

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トイレ清掃で見つかった水漏れ。きれいにする作業を、設備の手入れにつなげる。

トイレの清掃では、便器や床の汚れに目が向きます。けれども、現場で手を動かしていると、汚れとは別の問題に気づくこともあります。

今回、ソウアが店舗のトイレ徹底清掃と小便器の排水管清掃を行った際に見つけたのは、手洗い場の水漏れと、配管の錆による劣化でした。

■清掃中に確認した、手洗い場の二つの不具合

一つは、手洗い場のS字トラップのパッキンが弱くなり、水が漏れていたことです。S字トラップは、手洗い場の下にある曲がった排水管の部分。その接続部分のパッキンについて、交換を推奨する内容でご報告しました。

もう一つは、別の手洗い場で、配管に錆による劣化が見られたことです。こちらも設備業者による確認と、配管の交換をご検討いただくようお伝えしました。

今回は、実際に水漏れを確認した箇所と、錆による劣化を確認した箇所を分けて報告しています。「どこで、何が起きているか」が伝わることが、次の対応につながります。

■清掃の報告を、修繕の判断につなげる

作業写真とあわせて不具合をご報告したところ、管理側のご担当者様から、設備業者を手配し、確認・交換を進めるとのお返事をいただきました。

今回ソウアが行ったのは、トイレと排水管の清掃、不具合の報告、交換のご提案までです。設備の交換が完了したかどうかは、別途確認する必要があります。

汚れが落ちて見た目が整っても、パッキンや配管の劣化が直ったことにはなりません。清掃で対応したことと、設備の確認・修繕が必要なことを分けてお伝えするようにしています。

■清掃後の状態も、営業の中で確認していただく

今回の清掃は、トイレの臭い対策として、汚れや尿石への対応と排水管清掃をあわせて行ったものです。

ご担当者様には、清掃後の臭いの状況についても、通常営業の中でご確認いただくようお願いしました。水漏れや配管の劣化が、今回の臭いの原因だったと特定したわけではありません。清掃した箇所、見つかった設備の問題、その後の使用状況を、それぞれ確認していきます。

■現場で気づいたことを、管理する方へ届ける

日々店舗を運営していると、手洗い場の下や排水まわりをじっくり見る機会は多くないかもしれません。

清掃の機会に見つかったことを具体的にお伝えできれば、管理する方が次の対応を判断する材料になります。今回も、清掃中の気づきが、設備業者による確認・交換の手配につながりました。

ソウアでは、清掃作業に加えて、現場で気づいた不具合もご報告しています。店舗や施設のトイレ清掃で気になることがあれば、場所や症状をお知らせください。清掃で対応する範囲を確認し、必要に応じて設備側の確認をご提案します。

ぜひ、ソウアまでご相談下さい。

 

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ワックスは、床を光らせるためだけのものではありません。洗浄と剥離で考える、きれいの維持

こんにちは、ソウアの工事事情へようこそ。

「定期的に清掃しているのに、床の黒ずみが変わらない」「ワックスを塗っているから、床はきれいなはず」。店舗や施設の床を管理するとき、見た目のツヤだけでは分からないことがあります。

今回は、ソウアの現場で実際に経験したことをもとに、ワックスの役割と、洗浄・剥離の使い分けをお伝えします。まずお伝えしたいのは、ワックスは単に床を光らせるためではなく、床を守り、良い状態を維持するためのものだということです。

■丁寧に洗っても、見た目が変わらなかった理由

以前、汚れが残った状態の床に、ワックスが塗り重ねられている現場がありました。表面をいくら丁寧に洗浄しても、見た目が思うように変わらない。お客様にその理由をご説明するのに苦労した経験があります。

表面についている汚れと、ワックスの膜の中に取り込まれた汚れは、同じようには落とせません。膜の内側に残った汚れは、表面を洗うだけでは取り除けない場合があるからです。

このようなとき、「もっと強くこすればよい」「さらにワックスを塗ればよい」とは限りません。汚れがどこにあるのか、今の皮膜がどのような状態なのかを確認し、古いワックスごと取り除く剥離が必要かを考えます。もちろん、見た目の変化には床材自体の傷みや変色が関係する場合もあるため、剥離すれば必ず元どおりになるとお約束するものではありません。

■ワックスの本来の役割は「床を守ること」

ソウアでは、お客様に「ワックスは、床を維持するための保護剤です」とお伝えしています。ツヤは仕上がりの一つの要素ですが、それだけを目的に重ね続けるものではありません。

厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」でも、塩化ビニールタイルなどの弾性床材について、汚れを取り除いたうえで、汚れや傷みから建材を守るためにワックスがけを行うと説明されています[1]。

また、清掃分野ではワックスを含む「床維持剤」という言葉が使われます。厚生労働省の通知では、洗剤や床維持剤は床仕上材などの特性に適合したものを使用するよう示されています[2]。床なら何でも同じ製品を塗ればよい、ということではないのです。

■「洗浄+ワックス」と「剥離」は別の作業

ワックスで管理している床では、ソウアは基本的に「洗浄+ワックス」での維持をご提案しています。表面の汚れを落とし、洗浄後の処理と乾燥を行ったうえで、床の状態に合った保護膜を整えていく考え方です。

メーカーのリンレイも、ワックスを塗る前に汚れや油分を除去し、汚水回収・水拭き・乾燥を行う手順を案内しています[3]。大切なのは、汚れが残った状態で塗り重ねないこと。「塗る作業」だけでなく、その前の洗浄から仕上がりを考えます。

一方、剥離は、古いワックスの皮膜を取り除いてから仕上げを整え直す作業です。通常の表面洗浄と同じ内容ではありません。毎回一律に剥離するのでも、いつまでも塗り重ね続けるのでもなく、両方を組み合わせて維持します。

■剥離は何年に一度? ソウアが提案している目安

ソウアでは、通常のワックス管理床については、2年に1回を目安に古いワックスを剥がすことをご提案しています。定期的に皮膜の状態を見直すことが、きれいな床を維持するための大切なポイントだと考えています。

ただし、これは一律の決まりやメーカー共通の基準ではなく、ソウアの現場経験に基づく提案目安です。

たとえば、汚れの激しい飲食店では年1回を目安に剥離をご提案します。一方、土足で使わず、汚れの持ち込みが少ない場所なら、状態を見ながら剥離の間隔を延ばすこともあります。「前回から何年たったか」だけでなく、利用状況、汚れ方、日頃のお手入れ、皮膜の状態を合わせて判断します。

必要以上の作業を増やすのではなく、その床に合った時期に、必要な手入れをする。それが、見た目と維持管理の両方を考えた清掃です。

■すべての床にワックスを塗るわけではありません

ソウアの現場では、セラミックタイルや石の床など、主に洗浄で管理する床もあります。ただし、同じ「石床」でも材質や表面仕上げはさまざまです。名称だけでワックスの要否を決めることはできません。

床材メーカーのシンコールも、製品ごとのお手入れ方法や、ワックスを塗る前の洗浄・乾燥の注意点を案内しています[4]。床材・表面加工・既存の仕上げを確認し、その床に合った管理方法を選ぶことが大切です。

■床の清掃を相談するときに、教えていただきたいこと

「いつもワックスを頼んでいるから、今回も同じで」と決める前に、気になる黒ずみや汚れがあればお知らせください。

ご相談の際は、床全体と気になる部分の写真、分かれば床材の種類、前回の洗浄や剥離の時期、土足で使う場所かどうか、作業できる時間帯をお伝えいただけると、確認が進めやすくなります。過去の施工内容が分からなくても、まずは現状からご相談いただけます。

床をきれいに維持するためには、「汚れを落とす」「保護する」「古い皮膜を見直す」という役割を分けて考えることが大切です。ソウアでは、床の状態や使われ方を確認し、洗浄・ワックス・剥離を組み合わせた維持管理をご提案します。店舗・施設の床でお困りの際は、お気軽にご相談ください。

【参考資料】

[1]厚生労働省 job tag「ビル清掃」

https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/097

[2]厚生労働省「建築物における衛生的環境の維持管理について」

https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tb3778&dataType=1

[3]リンレイ「店舗用フロアーワックス」

https://www.rinrei.co.jp/home_care/pro/01/floor_wax.html

[4]シンコール「床材のお手入れ」

https://sincol-group.jp/maintenance/floor_covering/

※剥離周期はソウアの提案目安であり、すべての床に共通する基準ではありません。具体的な作業方法・使用製品は、床材の仕様や現場の状態に応じて判断します。  

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こんにちは、ソウアの工事事情へようこそ。

建物や店舗を管理されている方から、こんなご相談をいただくことがあります。

「毎日きちんと掃除している。それなのに数日でまた臭ってくる」
「洗剤も変えてみた。ブラシでも磨いた。それでも取れない」

掃除の回数を増やしても、洗剤を強くしても改善しない。担当された方ほど「自分のやり方が悪いのか」と悩まれます。

ですが現場に伺うと、原因は掃除の質ではないことがほとんどです。臭いの発生源が、掃除できる場所になかった。それだけのことなのです。

■ 臭っているのは、尿ではありません

まず押さえておきたいのは、アンモニア臭の出どころです。

排泄されたばかりの尿は、ほとんど臭いません。臭いを生んでいるのは尿そのものではなく、そこに含まれる尿素を分解する細菌です。

細菌が持つウレアーゼという酵素が尿素を分解すると、アンモニアが発生します。あの刺すような臭いは、この分解によって後から生まれたものです。

そしてアンモニアが出ると、その場所はアルカリ性に傾きます。pHが8.0から8.5を超えたあたりで、尿の中に溶けていたカルシウムが溶けていられなくなり、固形物に変わります。これが尿石です。

つまり尿石とは、細菌が働いた結果として残された「証拠」のようなものです。

■ 尿石はスポンジと同じ構造をしています

ここが、この記事でいちばんお伝えしたい部分です。

尿石は、見た目こそ硬い石のようですが、中身は多孔質です。無数の細かい穴が空いた、スポンジに近い構造をしています。

この穴の中に、有機物と細菌が入り込んで棲みつきます。そして棲みついた細菌がまた尿素を分解し、アンモニアを出し、新しい尿石を育てていきます。

尿石ができる。その中で細菌が増える。細菌がさらに尿石をつくる。この循環が回り始めると、表面をいくら磨いても止まりません。

「掃除しても数日で臭いが戻る」の正体はこれです。拭き取れているのは表面だけで、臭いを出している本体は穴の奥に残ったままなのです。

■ 臭いの発生源は、3か所に分かれています

現場を見ていくと、尿石が溜まる場所はおおむね3つに整理できます。

ひとつめは便器そのもの。フチ裏、小便器の内側、便座の裏側です。ここは目に見えるので、掃除の手も届きます。

ふたつめが配管とトラップの中です。小便器のトラップカートリッジを外して洗われている現場は少なくありません。それでも臭いが残る場合、その先の排水ソケットや配管内部に尿石が付いていることがあります。ここは分解しなければ手が届きません。

弊社がご相談を受けた店舗でも、店舗スタッフの方がすでにカートリッジを抜いて清掃されていたにもかかわらず、臭いが消えないというケースがありました。原因は、その奥に残っていた尿石でした。

そして三つめが、床材と壁材の内部です。

■ 飛沫は、便器の外へ50センチ以上飛んでいます

立って排尿する場合、尿の飛沫は便器の外へ最大50センチ以上飛ぶといわれています。

飛んだ先は、床と壁です。そこに継ぎ目があれば、尿は少しずつ内側へ入り込んでいきます。

床の仕上げによって、しみ込み方は変わります。長尺シートのような床材であれば、シートの継ぎ目から下へ入っていきます。

そして、より手強いのはタイル張りの床のほうです。目地が水を吸い、その下へ通り抜けていきます。タイルの下には下地のモルタルがありますが、ここまで染み込んでしまうことがあります。

こうなると、床の表面をどれだけ磨いても臭いは取れません。発生源が床材そのものではなく、その下にあるからです。

壁も同じで、タイルであれば洗浄で戻せますが、壁紙まで染みている場合は貼り替えの検討が必要になります。

■ 法令が求めているのは「日常清掃を行わない箇所」の点検

建築物衛生法では、特定建築物の清掃について、日常清掃に加えて、6ヶ月以内ごとに1回、日常清掃を行わない箇所の汚れの状況を点検し、必要に応じて除じん・洗浄を行うことが定められています。

この「日常清掃を行わない箇所」という表現が、まさに今回の話と重なります。

毎日の清掃で触れているのは、便器の表面と床の表面です。トラップの内部、配管の中、床材の下は、日常清掃では触れられません。法令が半年に一度の点検を求めているのは、そういう場所があるからです。

■ 清掃で戻るものと、戻らないもの

私たちが現場を見るとき、いちばん先に判断するのは「これは清掃で戻るのか」という点です。

尿石であれば、多孔質の内部まで分解する必要があります。使うのは業務用の酸性洗剤ですが、大事なのは濃度と置き時間です。素材の状態を見ながら条件を合わせていきます。薄ければ落ちず、濃ければ便器や目地を傷めます。

そのうえで、消毒の工程が入ります。ここで必ずお伝えしているのは、酸性の洗剤と塩素系の洗剤を混ぜてはならないということです。有毒なガスが発生します。工程を分ける場合は、間に完全な水洗いを挟む必要があります。市販品での作業でも同じですので、この点だけは徹底してください。

ここで、はっきりお伝えしておきたいことがあります。

実際のところ、ほとんどの現場は徹底清掃で改善します。「もう張り替えるしかないのでは」とご相談をいただいた現場でも、尿石を根元から取り除けば臭いは止まります。長く悩まれていた場所ほど、変化を実感していただけることが多いです。

張り替えを検討するのは、その徹底清掃を行っても、なお臭いが残った場合です。そこまでやって改善しないのであれば、発生源は床材の下にあると考えられます。とくにタイル張りで、下地のモルタルまで達している場合は、清掃では手が届きません。

順番が大切です。まず徹底清掃を行う。それで改善しなければ、内装工事の範囲を検討する。この順序を踏まずに工事から入ってしまうと、本来必要のない費用が発生します。

■ ソウアにできること

弊社では、トイレの尿石除去、床や壁の洗浄、排水管の清掃まで承っております。

現地を拝見したうえで、清掃で改善が見込める箇所と、内装工事での対応が必要な箇所を切り分けてご報告しています。多くの場合はまず徹底清掃をご提案します。そのうえで改善しなかった場合に、次の手段をご相談する流れです。

清掃後の状態を保つために、日常清掃の手順をまとめてお渡しすることも可能です。

 

■ まとめ

・アンモニア臭は尿そのものではなく、細菌が尿素を分解して生まれる
・尿石は多孔質で、内部に細菌が棲みつき、さらに尿石を育てる悪循環になる
・表面を磨いても臭いが戻るのは、発生源が穴の奥に残っているため
・発生源は「便器」「配管とトラップの内部」「床材と壁材の内部」の3か所に分かれる
・飛沫は便器の外へ50センチ以上飛び、床や壁の継ぎ目から内部へ入り込む
・床のなかではタイル張りが手強く、目地から下地のモルタルまで達していることがある
・ただし、ほとんどの現場は徹底清掃で改善する。張り替えを考えるのは、それでも臭いが残った場合
・建築物衛生法は、日常清掃を行わない箇所を6ヶ月以内ごとに点検するよう定めている
・酸性洗剤と塩素系洗剤は絶対に混ぜない。工程を分ける場合は間に完全な水洗いを挟む

 

「掃除しているのに臭う」という状態が続いている場合は、一度ご相談ください。

こんにちは、ソウアの工事事情へようこそ。

建物を管理されている方から、9月になるとこんなご連絡をいただくことがあります。

「エアコンの正面から、水がボタボタ落ちてきた」
「天井にシミができている。上の階から漏れているのか」

エアコンから水が垂れてきたとき、多くの方は本体の故障を疑われます。ですが現場に伺うと、原因は本体ではなく、その先につながっている「ドレン配管」の詰まりであることがほとんどです。

■ エアコンは、動いている間ずっと水をつくっています

冷房運転中のエアコンは、室内の空気を冷やすと同時に、空気中の水分を結露させています。冷えたコップの表面に水滴がつくのと同じ原理です。

この結露水は本体の下にある「ドレンパン」という受け皿に落ち、そこから「ドレン配管」を通って屋外へ排出されます。1台のエアコンが1日に排出する水の量は、湿度の高い時期であればバケツ数杯分に達することもあります。

つまりエアコンは、冷房が動いている限り、休みなく水を流し続けている設備なのです。この排水の通り道が塞がれば、行き場を失った水は本体からあふれ出します。これが「正面からボタボタ」の正体です。

■ 詰まりの中身は、ホコリ・ぬめり、そして虫

では、何が配管を塞ぐのか。実際に現場で出てくるのは、主に次の3つです。

ひとつめはホコリです。フィルターを抜けた細かなホコリが結露水と一緒に流れ込み、配管の内側に堆積していきます。

ふたつめは水垢とぬめりです。ドレン配管の中は常に湿っていて、暗く、適度な温度が保たれています。微生物にとっては絶好の環境で、内壁にぬめり状の膜が育っていきます。これが厚みを増して、管の断面を少しずつ狭めていきます。

そして三つめ、意外に思われるかもしれませんが、虫です。ドレン配管の出口は屋外に開いています。そこから虫が入り込み、途中で動けなくなって詰まりの核になることがあります。

■ なぜ「9月」に多いのか

理由は単純で、夏のあいだフル稼働した直後だからです。

6月から8月にかけて、エアコンは連日にわたって結露水を流し続けます。ホコリもぬめりも、この期間に一気に育ちます。そして9月に入っても、冷房はまだ止まりません。

気象庁の統計によると、2025年9月の日本の平均気温は基準値(1991〜2020年平均)を+2.49℃上回り、1898年の統計開始以降で3番目に高い9月となりました。とくに西日本では月平均気温の偏差が+3.4℃に達し、1946年の統計開始以降で歴代1位の高温を記録しています。

夏のあいだに溜まりきった状態で、なお冷房を使い続ける。9月は、ドレン配管にとって一年でもっとも負荷のかかる月なのです。

■ 実は、点検は法令で定められています

ドレンまわりの点検は、任意の管理項目ではありません。

建築物における衛生的環境の確保に関する法律(建築物衛生法)に基づく建築物環境衛生管理基準では、空気調和設備内に設けられた排水受け(ドレンパン)について、使用開始時および使用期間中は1ヶ月以内ごとに1回、汚れと閉塞の状況を点検し、必要に応じて清掃等を行うことが定められています。

また、労働安全衛生法に基づく事務所衛生基準規則でも、同様に「使用開始時および使用を開始した後、1月以内ごとに1回、定期に、汚れ及び閉塞の状況を点検し、必要に応じ、その清掃等を行わなければならない」と規定されています。

いずれも、ゴミ等による閉塞を防ぐことに加えて、カビや細菌による室内空気の汚染を防ぐことが目的です。ドレンパンに水が滞留すれば、そこは微生物の温床になります。エアコンは、その真上から風を送り出す設備です。

■ 詰まってからでは、被害が水漏れだけで済まないことがあります

ドレンの詰まりが厄介なのは、あふれた水の行き先が読めないところです。

天井埋込型のエアコンであれば、水は天井裏に広がります。天井材にシミが出るころには、ボードが水を吸って傷んでいることも少なくありません。テナントビルであれば、階下のお店に被害が及ぶこともあります。弊社でも、階下への漏水をきっかけに排水設備の見直しをご相談いただいた例があります。

床材や什器が濡れれば、その補償の話にもなります。数千円の点検で防げたはずのものが、桁の違う金額に化けてしまう。これがドレン詰まりのこわいところです。

■ おすすめは「エアコン洗浄のついでに見てもらう」こと

とはいえ、ドレン配管だけのために業者を呼ぶのは現実的ではないかもしれません。

弊社が管理をお任せいただいている建物でおすすめしているのは、エアコンの洗浄を依頼されるタイミングで、あわせてドレンまわりも見てもらうという方法です。

エアコン洗浄では、どのみち本体を開けてドレンパンまで触れる状態になります。そのついでであれば、点検の手間はごくわずかです。年に一度のエアコン洗浄に組み込んでしまえば、負担を増やさずに詰まりの芽を摘めます。

■ ソウアにできること

弊社では、エアコンのフィルター洗浄・分解洗浄とあわせて、ドレンパンとドレン配管の点検・清掃を承っています。すでに詰まってしまっている場合の対応も可能です。

「毎年この時期に水が垂れる」「天井のシミが少しずつ広がっている」といった症状に心当たりがある場合は、被害が広がる前にご相談ください。

■ まとめ

・エアコンから水が垂れる原因は、本体の故障ではなくドレン配管の詰まりであることが多い
・詰まりの中身はホコリ・水垢(ぬめり)、そして屋外から入り込んだ虫
・9月は夏のフル稼働直後に冷房を使い続けるため、配管への負荷が一年で最も高い
・排水受け(ドレンパン)の点検は建築物衛生法・事務所衛生基準規則で1ヶ月以内ごとに1回と定められている
・エアコン洗浄を依頼するタイミングで、ドレンまわりもあわせて点検するのが効率的

ご相談はぜひソウアまで。

ご連絡、お待ちしております!!

 

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こんにちは、ソウアの工事事情へようこそ。

飲食店を運営されている方から、こんなお悩みをうかがうことがあります。

「客席の床を毎日モップがけしているのに、なんとなくベタつく」

「拭いても拭いても、数日でヌメヌメした感触が戻ってくる」

実はこの症状、客席をいくら磨いても解決しないことがあります。原因が客席ではなく、厨房にあるからです。

■ 油は「歩いて」客席へ運ばれます

揚げ物や炒め物を扱う厨房では、調理のたびに細かい油が飛び散り、床に少しずつ蓄積していきます。フライヤーやコンロの周りだけでなく、油を含んだ湯気(油煙)が床全体にうっすらと降り積もるため、厨房の床は営業を重ねるほど油の膜で覆われていきます。

問題は、その油が厨房の中にとどまらないことです。

スタッフの靴底には、厨房の床の油が必ず付着します。そのまま客席へ料理を運べば、油も一緒に客席へ運ばれます。1日に何十往復もするうちに、客席の床には薄い油の膜が広がっていきます。これが「拭いても戻ってくるヌメヌメ」の正体です。

先日、弊社がテスト清掃でお伺いした揚げ物がメインの飲食店様でも、まさにこの状態が起きていました。厨房のモルタル床は蓄積した油で全体が真っ黒になっており、素地の色がわからないほど。そして客席の床には、靴底が運んだ油によるベタつきがはっきりと出ていました。

■ 床の油は「不快」だけでは済みません

床に広がった油は、見た目や感触の問題だけではありません。滑りによる転倒事故の、代表的な原因のひとつです。

厚生労働省が公表した令和6年の労働災害発生状況によると、休業4日以上の死傷者135,718人のうち、最も多い事故の型は「転倒」で36,378人。全体の約27%を占めています。

また、厚生労働省の「飲食店の労働災害防止マニュアル」でも、飲食店の労働災害では転倒が約3割と最も多く、その典型的な要因として「水や油で滑りやすくなった床」が挙げられています。

働くスタッフだけではありません。油が客席まで広がっていれば、お客様が滑るリスクも同じように生まれます。床の油は、お店の安全に関わる問題なのです。

■ なぜ毎日の清掃で落ちないのか

「毎日モップがけをしているのに」と思われるかもしれません。実は、蓄積した油汚れは日常の水拭きや中性洗剤ではほとんど分解できません。

油汚れは性質上「酸性」の汚れです。酸性の汚れを分解するには、反対の性質を持つアルカリ性の洗浄剤が必要になります。中性洗剤のモップがけは、表面の軽い油には有効ですが、層になって固着した油には歯が立たず、かえって油を薄く延ばしてしまうこともあります。

一度層になった油は、日常清掃では落ちない。ここが、厨房の床の油汚れの厄介なところです。

■ テスト清掃の実例:真っ黒だった床が、素地の色に戻りました 先ほどの飲食店様では、アルカリ性の洗浄剤を汚れの状態に合わせて使い分け、床に固着した油の層を分解・除去しました。

(写真①:作業前。モルタル床が油で真っ黒になり、素地が見えない状態)

  (写真②:作業中。洗浄剤で油の層が分解され、浮き上がっている様子)

  (写真③:作業後。モルタルの素地が見えるまで回復)

作業後は、真っ黒だった床からモルタル本来の素地の色が戻りました。厨房の床がリセットされれば、靴底が客席へ運ぶ油もなくなり、客席のヌメヌメも解消に向かいます。

■ ソウアにできること

弊社では、今回のような厨房・店舗の床清掃を、まずお店の一部分でのテスト清掃からご提案しています。実際の仕上がりを見ていただいてから、範囲や頻度をご相談いただけますので、「うちの床はもう落ちないのでは」と諦めている場合こそ、一度お試しいただきたいと思っています。

厨房の床、客席の床のべたつき、油による滑りが気になっている店舗様は、お気軽にご相談ください。

■ まとめ ・客席のヌメヌメの原因は、厨房の床の油が靴底で運ばれたものであることが多い

・床の油は転倒事故の代表的な原因。労働災害の事故の型では「転倒」が最多(令和6年・約27%)

・蓄積した油は酸性の汚れ。中性洗剤の日常清掃では分解できない

・アルカリ性の洗浄剤による徹底清掃で、床は素地の色まで戻せる

・まずはテスト清掃で仕上がりのご確認を

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

【出典】

・厚生労働省「令和6年の労働災害発生状況」 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58198.html

・厚生労働省「飲食店の労働災害防止マニュアル」 https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11300000-Roudoukijunkyokuanzeneiseibu/0000110452.pdf  

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こんにちは、ソウアの工事事情へようこそ。

マンションやビルで蛇口をひねったとき、その水がどこを通ってきたか考えたことはありますか?

多くの方は「水道管から直接出てきている」と思われているのではないでしょうか。実は建物によってはそうではありません。一度、建物の中にあるタンクに溜められた水を飲んでいます。
今回は、そのタンクの話です。

 

水は、いったん建物の中に溜められている

一般的な戸建て住宅であれば、水道管の圧力でそのまま各蛇口まで水が届きます。

ところが3階建て、5階建てとなると、水道管の圧力だけでは上の階まで水が届きません。そこで多くの建物では、こういう流れになっています。

道路の水道管
↓
受水槽(地上または地下のタンク)
↓
ポンプで汲み上げ
↓
高架水槽(屋上のタンク)
↓
各階へ落として給水

屋上に一度上げてしまえば、あとは重力で下の階まで水が落ちていきます。この方式が長く使われてきました。つまり、お住まいの建物によっては、蛇口から出る水は屋上のタンクを経由しているということです。

 

そのタンク、掃除しないとどうなるか

タンクは密閉されていますが、完全に外界と切り離されているわけではありません。

長く清掃されていない貯水槽では、こういうことが起こります。

・タンク内部に汚れやサビが堆積する
・赤水(サビの混じった水)が出る
・水に臭いがつく
・水が変色する
・虫や小動物が侵入・混入する

「最近、水が少し赤い気がする」「なんとなく臭う」という状態は、蛇口や配管ではなくタンク側が原因であることが少なくありません。

 

そしてこれは、飲み水の話です。

 

法律で、年1回の清掃が義務づけられています

ここが今回いちばんお伝えしたいところです。

貯水槽の清掃は、建物の管理者の「心がけ」ではありません。法律上の義務です。受水槽の有効容量が10立方メートルを超える建物は、水道法で「簡易専用水道」に分類されます。分譲マンションやオフィスビルの多くがこれにあたります。

この場合、

・1年以内ごとに1回、水槽を清掃すること
・1年以内ごとに1回、厚生労働大臣の登録を受けた検査機関の検査を受けること

この2つが義務となります(水道法第34条の2ほか)。

また建築物衛生法の対象となる特定建築物についても、施行規則で貯水槽の清掃を1年以内ごとに1回行うことが定められています。

では10立方メートル以下なら不要かというと、そうではありません。

10立方メートル以下の建物は「小規模貯水槽水道」として、各自治体の条例や要綱で管理が求められています。義務の根拠は自治体によって異なりますが、多くの自治体が簡易専用水道と同様に年1回以上の清掃を指導しています。

規模にかかわらず、年1回は清掃するもの。そうお考えいただくのが実態に合っています。

罰則もあります

清掃や検査を怠った場合、水道法では罰則が定められています。

条文上は、懲役または100万円以下の罰金となる規定があります。

もっとも、実際にはいきなり罰則が科されるわけではなく、保健所からの指導が入るのが通常です。ただ「指導が入る」という時点で、管理会社様やオーナー様にとっては望ましい状況ではないはずです。

入居者様から「水が変色している」と指摘を受けてから動くのと、年1回きちんと回しておくのとでは、負担がまったく違います。

 

実際の作業は、こんな流れです

弊社で実施している貯水槽清掃は、おおむね次のように進みます。

① 断水のご案内

清掃中は水が使えなくなりますので、事前に管理会社様を通じて掲示・告知をしていただきます。実際の断水は2時間程度で終わることが多く、その時間帯を建物の使用状況に合わせて調整します。

② 水を抜く

タンク内の水を排水します。

③ 内部の清掃

タンクの内壁、底面に付着した汚れ・スラッジ(沈殿物)を除去します。ここが作業の中心です。

④ 消毒

洗浄後、塩素系薬剤で消毒を行います。

⑤ すすぎ・注水

薬剤を洗い流し、水を張り直します。

⑥ 水質検査

給水を再開したあと、水質検査を実施します。11項目の検査を行い、飲用に適した水質であることを確認します。

⑦ 報告書の提出

作業内容と検査結果をまとめてご提出します。

断水時間は2時間ほどですが、建物の規模や状態によって前後します。事前に現地を確認したうえで、ご案内いたします。

 

清掃と同時に、不具合が見つかることがあります

タンクを空にして中に入るのは、年に1回のこの機会だけです。

そのため清掃時には、普段は見えない部分の状態も確認できます。

・タンク内部の防水層の劣化
・マンホール、通気口の破損
・オーバーフロー管の防虫網の破れ
・揚水ポンプ周りの配管や継手の傷み
・水位を制御する部品の不具合

先日お伺いした現場でも、清掃のご依頼をいただいた際に、揚水ポンプまわりの継手が破損して漏水している状態が見つかりました。そのまま放置すれば水が漏れ続けますので、清掃とあわせて改修することになりました。

このように清掃のタイミングは点検のタイミングでもあります。別々に手配すると、そのたびに断水と立ち合いが発生します。一度で済ませられるのは、管理する側にとってのメリットだと考えています。

 

管理会社様・オーナー様へ

貯水槽の清掃は、毎年必ず発生する業務です。だからこそ、

・断水時間をできるだけ短くしたい
・入居者様への告知をスムーズに進めたい
・清掃と一緒に不具合も見ておきたい
・報告書まで含めて任せたい

こうしたご要望が出てくるのだと思います。

弊社では清掃だけでなく、水質検査、報告書の作成、あわせて見つかった不具合の改修までご対応しております。消防設備点検を行う協力会社とも連携しておりますので、設備まわりをまとめてご相談いただくことも可能です。

 

「最後にいつ清掃したか分からない…」
そんな状態でしたら、一度ご確認いただければと思います。

ご相談はお気軽にソウアまで!

 

 

 

こんにちは、ソウアの工事事情へようこそ。

「重曹で掃除してみたけれど、汚れが落ちなかった」
そんな経験はありませんか。

重曹はエコで安全、しかも安い。掃除の定番としてすっかり定着しました。ただ現場で仕事をしていると、「重曹でやってみたけどダメでした」というご相談を本当によくいただきます。

これ、力が足りないわけでも、こすり方が悪いわけでもありません。そもそも汚れの種類に合っていないだけなんです。

今回は、なぜ重曹で落ちない汚れがあるのか、そしてプロがどう洗剤を選んでいるのかをお伝えします。

汚れには「酸性」と「アルカリ性」がある

掃除の洗剤選びは、実はとてもシンプルな原理でできています。

汚れには酸性のものとアルカリ性のものがあり、酸性の汚れにはアルカリ性の洗剤、アルカリ性の汚れには酸性の洗剤を使う。反対の性質をぶつけて中和させることで、汚れを分解して落とすという考え方です。

つまり、汚れと同じ性質の洗剤を使っても中和が起きないので、落ちないのは当たり前ということになります。

重曹はアルカリ性。だから「酸性の汚れ」に効く

重曹は弱アルカリ性の洗剤です。

ですから重曹が得意なのは、酸性の汚れです。

・キッチンの油汚れ
・手垢、皮脂汚れ
・食べこぼしのベタつき
・焦げつき

このあたりは重曹の得意分野で、実際よく落ちます。「重曹はすごい」と言われるのは、家庭の汚れの多くが酸性側だからです。

問題は、その逆の汚れが存在することです。

尿石・水垢は「アルカリ性」の汚れ

一方で、こういう汚れがあります。

・トイレの尿石
・便器のフチ裏の黄ばみ
・小便器の内側にこびりついた白い塊
・蛇口や鏡のウロコ状の水垢
・浴室の白い固まり

これらはカルシウムなどのミネラル分が固まったもので、アルカリ性の汚れです。

もうお分かりかと思いますが、アルカリ性の汚れに、アルカリ性の重曹を使っても中和は起きません。どれだけこすっても落ちないのは、そもそも化学反応が起きていないからです。

弊社が管理させていただいている施設でも、店舗のスタッフさんが「重曹で何度も試したけれど黒ずみが取れない」とおっしゃっていた便器や床が、実は尿石だったというケースが複数ありました。

やってしまいがちな「重曹+クエン酸」

ここで一つ、注意していただきたいことがあります。

「重曹で落ちないなら、クエン酸を足してみよう」

インターネットでもよく見かける組み合わせですが、これは効果が期待できません。

重曹はアルカリ性、クエン酸は酸性です。この二つを混ぜると、お互いに中和し合って、どちらの洗浄力も失われてしまいます。シュワシュワと泡が出るので効いているように見えますが、あれは二酸化炭素が発生しているだけで、汚れを分解しているわけではありません。

実際に「重曹とクエン酸の両方を使ったが、まったく効果が得られなかった」というご相談をいただいたこともあります。

汚れに合わせて、どちらか一方を使う。これが正解です。

プロはどうしているのか

では、尿石のようなアルカリ性の汚れに対して、私たちがどうしているのか。

使うのは酸性の洗剤です。ただし市販品ではなく、業務用の酸性洗剤を使います。

ポイントは濃度です。汚れの固さや、便器・タイル・目地といった素材の状態を見ながら、その現場に合わせて希釈の度合いを調整していきます。薄すぎれば落ちませんし、濃すぎれば素材を傷めてしまいます。

さらに、洗剤をかけてすぐこするのではなく、汚れが分解されるまで一定時間置いてから作業します。「軽い汚れは落ちたが、こびりついた部分が残る」という場合、薬剤の選択ではなく、濃度と置き時間が足りていないことがほとんどです。

道具や薬剤そのものよりも、汚れを見極めて条件を合わせる。ここがプロの仕事だと考えています。

絶対にやってはいけない組み合わせ

最後に、これだけは必ず守っていただきたいことをお伝えします。

① 酸性洗剤と塩素系洗剤を混ぜない

これは命に関わります。

酸性洗剤と塩素系洗剤(カビ取り剤や漂白剤)が混ざると、有毒な塩素ガスが発生します。

国民生活センターが令和8年3月に公表した実験では、浴室内でスプレータイプの塩素系洗浄剤と酸性洗浄剤を一緒に使用したところ、数分後には浴室内の塩素ガス濃度が16ppmを超えたと報告されています。

この数字の意味を、東京消防庁が公開している「塩素ガスの濃度と人体への影響」と並べてみます。

・0.35ppm 刺激臭により存在を感じる
・1.0ppm  長時間に耐え得る限界
・3.5ppm  眼、鼻、のどに刺激。30分から1時間が限界
・35〜50ppm 30分から1時間で死亡
・900ppm以上 ただちに死亡

浴室で数分使っただけで16ppm。死亡域とされる35〜50ppmまで、決して遠い数字ではありません。

同じく東京消防庁では、「自宅台所のシンクの清掃のため、酸性洗剤と塩素系洗剤をかけたところ、ガスが発生し気分が悪くなった」という事故事例も紹介されています。

大切なのは、同時に使わないことだけでなく、続けて使わないことです。片方を流し切る前にもう一方をかけると、排水口の中で混ざります。必ず十分に水で流してから、換気をした状態で作業してください。

② 大理石に酸性洗剤を使わない

大理石は主成分が炭酸カルシウムで、酸に非常に弱い素材です。

酸性洗剤をかけると表面が溶けて、光沢が完全に飛びます。しかもこれは元に戻りません。研磨し直す以外に方法がなくなります。

エントランスやトイレの手洗いカウンター、店舗の内装など、大理石は意外と身近に使われています。「白い水垢を落とそう」と酸性洗剤をかけてしまい、かえって高額な補修が必要になるケースは実際にあります。

③ ステンレスに酸性洗剤を残さない

「ステンレスはサビない」と思われている方が多いのですが、これは正確ではありません。

ステンレスがサビにくいのは、表面に酸化皮膜という目に見えない膜ができていて、それが内部を守っているからです。ところが酸性洗剤はこの膜を壊してしまいます。膜が失われた状態で水分が残れば、ステンレスでもサビます。

シンク、厨房機器、手すり、水栓まわりなど、ステンレスは水まわりのいたるところに使われています。「頑固な水垢だから」と酸性洗剤をかけたまま放置してしまうと、後日、点々としたサビが浮いてくることがあります。

やむを得ず使う場合は、短時間で作業を終え、必ず十分に水で洗い流して、しっかり水気を拭き取ってください。

素材が分からないときは、洗剤をかける前に一度ご相談ください。

落ちない汚れは、洗剤が合っていないだけかもしれません

「何度やっても落ちない」という汚れは、力の問題ではなく、化学の問題であることがほとんどです。

汚れの性質を見極めて、合った洗剤を、合った濃度で、適切な時間置く。それだけで結果は大きく変わります。

ソウアでは、トイレの尿石除去、水垢の除去、床の洗浄、日常清掃まで対応しております。「自分たちでやってみたけれど落ちなかった」という段階でご相談いただくことも多く、むしろそちらのほうが状態を正確に把握できます。

素材を傷めてしまう前に、一度お声がけいただければと思います。

まとめ

重曹はアルカリ性なので、酸性の汚れ(油、皮脂、焦げつき)には効きます。
一方、尿石や水垢はアルカリ性の汚れなので、重曹では落ちません。酸性の洗剤が必要です。
重曹とクエン酸を混ぜると中和して、どちらの力も失われます。
そして、酸性洗剤と塩素系洗剤の併用は、絶対に避けてください。
大理石とステンレスに酸性洗剤を使うと、素材そのものを傷めます。

汚れが落ちないときは、まず「この汚れは酸性かアルカリ性か」と考えてみる。
そこから見直すと、掃除はぐっと楽になります。

ご相談はお気軽にソウアまで!

 

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